話題:詩
2020/11/24 23:46
コメント0


話題:詩

おまえはおれに言った

どんなに苦しい思いをしたことだらう

一列に並んだ木々の間から私に声を掛けた

手にいっぱいの花も空もすべては銀河の大きな鳥なのだ

いいかよく聞け

微かに聞こえる天の音は四月の光りは鉄道の蒸気

ドドシテ大石銀河のツイート

お前がその小さな手に掴んだ春の草は天竺に続く雲の中の一つの道

よいかもうあの子はいないのだ

三千二百四十五年に聞こゆるわたしの眼にはきっとお前も映らない

さびしい空はきっとおまえの味方だ

そしてつぶやく人の足音でお前は心に天空の蒸気を鳴らすのだ

よいか青い針がお前の心を刺したとき

涙が溢れそうになったとき

強くわたしの名前を呼ぶがいい

そして雪をすくったその手で

暗闇のガス灯に焔を点すのだ


*新しい 古い#


TOPに戻る

-エムブロ-