メンバー: 大学(院)生4人、高校生4人、計8人(全員新メンバー)で活動。

成果: 市内で寄付を呼びかけ、ラオスに絵本96冊、ミャンマーに絵本・文房具125キロ分贈呈

*一年間の活動報告*
http://www.i-shakyo.or.jp/vc/30studentpro/23pro/23project.htm

*メンバーによるまとめ*

-by ささ-

 23年度は、多くの市内の学校に足を運び、読まれなくなった絵本の収集を積極的に呼び掛けました。
こうすることで、まずはこういう活動をする団体が池田市にあるということ、それから絵本を読む環境さえ整っていない地域があるということを、子供たちとその親の方々に意識していただけたかと思います。また絵本の寄付という形で実際に協力していただくことで、見たことも行ったこともない地域といえど、何かしらの親近感や繋がりが生まれたのではないかなと期待しています。
 そのように絵本の量に関しても、人々の意識に関しても、かなり得られるものの多い活動ではありましたが、一方で当時実質6人ほどだった私達メンバー一人一人への負担もかなり大きなものとなりました。

 私達のグループは高校生と大学生という構成ですが、いずれにせよ、大人を相手に電話でアポをとり説明をしに訪問したり、大量の絵本を車なしで運び翻訳シールを貼る作業は決して簡単とは言えませんでした。

収集する学校には当然ながら平日にしか伺えないので、大学生は授業の合間を縫って、訪問にいき、またその集めた大量の絵本を高校生がセンターでも家でもひたすら翻訳シールを貼り続けました。
 更に、その年度内に協力をいただいた学校の方々にその後の報告をするため、急いでラオスの方へ絵本を送り届けなければならず、終始慌ただしく過ごし、また飛行機で輸送するということで必要なお金もかなりの額となりました。

 そこで翌年は、まず資金集めをすること、それから自分たちが余裕をもって活動できるのはどこまでなのかを見極めること、この2つが課題として挙げられました。また絵本の収集も、市内ではすでにかなりの数を寄付いただいていることから、別の新たな方法を思い付かなければならないとのことでした。

 


-by ぶい-
 2011年度の活動は、小中学校に絵本と文房具の寄付を募りました。

方法としましては、回収箱を各学校に設置しました。そのために、小中学校に電話をして校長先生とお会いしたい旨を伝えましたが、私たちの活動を理解してもらうのに苦労しました。しかし、多くの学校が時間を作って下さり、校長先生に協力依頼をすることができました。

 そして、8校の小学校に絵本と文房具の回収箱の設置が許可されました。そしてラオスに96冊、ミャンマーに文房具と絵本を125キロ分贈呈することができました。

 これを通して本当に多くの方々に協力していただけました。初めてのボランティア活動でしたが私にとって本当に温かくて、感動的でした。