スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

あなたに秘密はありますか

※ごゆっくりおくつろぎください。

「あなたに秘密はありますか?」
以前とある組織の就職試験で聞かれた質問です。「ありません」と答えれば無難だったでしょう。でもその組織って守秘義務が徹底して必要な所だった。「こいつは秘密を秘密とも思わない人間なんじゃないか?」と思われるとマズい。
当時は私も青かった。机の左上の鍵付きの引き出しに隠したブツ、他人の柔道着着てうつった皮膚疾患(名誉のために言う。今は決してない)、夜書いて「カンペキ(ニヤリ)」と思いながらも翌朝見たらあまりのロミオぶり、恥ずかしい内容でいたたまれなくなり結局出さなかったラブレターなどなど、瞬時に脳裏をよぎり赤面してしまったわけです。あと「秘密の1つや2つない人間はいないんじゃないか」「“私には秘密は一切ありません”と答えるのは偽善、嘘つきなんじゃないか」とか思ったわけです。
第一、「ではその秘密とはなんですか」と聞かれた場合「いやー実はですねダンナ‥」とか(なんで急にゲビるんじゃ)ふつう答えられないじゃないですか。まさに答えられないことが秘密なんですよ。
で、私は堂々と答えましたよ。「ここでは言えませんか秘密はあります(自信タップリ自慢げに、かつ誇らしげに。どうだと言わんばかりに胸張って。)」と。
    ……
今思えば最悪の回答だったと思います。にわかに居並ぶ面接官らの表情が曇りましたから。で、中には下向いていたのに急に目を上げて私を凝視する面接官もいる。

「…まずい…何だ、何なんだこの落ち着かない感じ、射るような視線は」(私の心の声)

面接官:「では次の質問です。目の前に生きるか死ぬかの瀬戸際の人がいて、その人を助けるとあなたが死ぬかも知れない、死ぬだろうという場合、あなたはどうしますか」

    !……!?

衝撃の質問です。椅子から転げ落ちるところでした。私の面接シミュレーションにはなかった質問、おそらく書店に置いてあるどんな「必ず受かる面接試験」とかのたぐいの本にも書いてない意表を突く質問でしょう。のぼせました。
わたし:「夢中で助けます。命を懸けると思います。人の命を助けるためなら死ねると思います」(※実際はもっと具体例を交え叙情的に回答したと思います。演技がかっていました)うそでしょう。そんなのその時になってみないとわかりませんよ。でもその当時私、松岡修造並みに熱かったんです。今でも熱いですが。
でもこの質問どうなんでしょう。これドウよ(タメ口はやめなさい)あり得ませんよねふつう。

試験は無事、というか私の中では波乱を含み終了しました。

いまだに上記2つの質問の模範回答とはどういうものだったんだろうと気になっています。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2008年12月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
アーカイブ