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外科医からの手術の説明

ボス、困ってるようだなー…


先ほど消灯後、病床で枕を濡らしている私のところに外科医がいらっしゃり、話があるという。

要は「手術日を2週間程度ずらしたい、そのあいだもう少し体重を絞ってくれないか」とのことなんですよ。

実は、こうしたことを言っていいものかな‥先日私と同様の病名で搬送された体重140kgの若い患者さんが手術後血が止まらず、亡くなられてしまったとのことなんですよ。

で、病院側で私の手術の危険性について再検討をしたそうなんです。

私は現在96kg切っており、これでも体重はここ9カ月で60kg落としているんです。
医者がおっしゃるには「アンビリーバボーに出るくらい痩せた」というんですけど、この体重でもまだ手術が危険だというんですね。

初めて聞いたんですが、手術はかなり難しいらしいんです。

心臓から「Jを逆にした形」で大動脈がつながっていて、湾曲した部分に脳に行く血管がつながっていて、それから下降する大動脈が各臓器、下肢に血を送っているんですが、私の場合、その脳にかかる大動脈部分も内部が裂けているため、体温を25℃まで下げて脳への血流を止めて、心臓も停止させて横隔膜までの大動脈を人工血管に変えるらしいんですよ。

で、体重100kg位の患者の大動脈関係手術はここ10年間で数例しかなく、ただでさえ危ないから、よりリスクを少なくしよう、ボスさんは現在ビンビンでいるわけで、これで手術をして万一のことがあっては病院側でも悔やみきれないので、万全の態勢で臨むために時間をくださいということなんですよ。

もちろん私はお任せしました。

死にたくないし。今まで出会ったすばらしい方ともっと縁を深めたいし、まだ出会っていないすばらしい方をたくさん知りたいし‥。

手術日が延びました。
一回上った峠を引き返す感じです。

でも、前回記事にした「皆さんを迎えることができない旅」にならないように、私は最善を尽くしてみます。

これから2週間は私の叡知を絞り更に6kg落とすことをここに宣言します。
すみませんでした。
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