アロマ珈琲７８

先日の東京旅行でこんなことがあったんですよ。

私、先々回の記事で「今回の東京旅行の目的はホテルニューオータニでロト予想」云々と書きましたが、あれはハッキリ申しまして冗談です。ホントの目的は神田のとある喫茶店で珈琲飲むことだったんです（マジすか）。いや、これははっきり申しましてマジです。

新幹線で３万近く使い、その目的は一杯の珈琲。

そのお店は、自称珈琲・喫茶店通の私が個人経営の理想とする喫茶店なんですよ。

銘窯のカップ、生花、オールドクロップ使用のネル抽出、洗練されたインテリア、そして一人の従業員を始めマスターが穏やかで礼儀正しい…

まさに旅の目的はここでいただく一杯の珈琲。そしてくつろぎ。そしてベイクドチーズケーキ、そしてレアチーズケーキ（２コも食べたのかっ）。

ｺﾞﾎﾝ‥話を最初に戻します。

こんなことがあったんです。

その理想のお店、私が訪れたのは３回目。で、私は訪れる都度、珈琲豆を購入してるんですね。

で、今回も豆をいただきたく、そこの礼儀正しい従業員の女性に「珈琲豆、○○と□□、２００グラムずつくださいな」（って森の姫かっ）と頼んだんですよ。

で、それを聞いたマスターは「いつもありがとうございます」と豆を丁寧に包んだんです。

私はお金を支払い、翌日家に帰りました。

で、袋をあけると、豆が１００グラムずつしか入っていないではありませんか。
従業員の方は２００ずつ計４００グラムの代金を請求書に書き、マスターは１００ずつ計２００グラムの豆を包んだということなのです。

で、自宅でそれに気づいた私、対処に迷いましたよ。
電話して伝えるのはお互い気まずい関係になるかもだし、また、セコい感じもしないでもない。伝えないのも何か釈然としない。いや、千数百円の金額くらいなら、豆、最初から倍の値段だったんだと思うのも一法とも思いました。

でも、やっぱりのちのち、同じような誤りをあのすてきなお店がするのはいけないぞ、と思い、私は電話したわけなんですよ。

そしたら、電話に出たマスター、いきなり「先日は失礼いたしました。夜伝票を整理していて気づきました。お電話いただいてほんとうによかったです。ほんとうに‥」とおっしゃったんですよ。

あのときは、電話してほんとよかったなと思いましたね。
まさに「案ずるより産むが易し」でしたよ。あのことわざは本当です。あのままモヤモヤと案じ続けていたらあの喫茶店の思い出に小傷がつくところでした。

で。話は続くんです。

先日の電話で、私は「豆は不要、値段の何倍も価値あるおいしい珈琲でしたから」と断ったのですが、マスターは「不足分の豆は宅配便で送らせてください。」とおっしゃいました。

で、今日、豆が届いたんです。不足分の３倍の６００グラムの豆が。
画像はその感動の珈琲豆です。

『このお礼はあとで手紙とかでしようかな、どうしようかな』と思いましたが、こういうお礼、対処はスピーディーなのがいちばんです。間違いなく。伸ばせばハッキリ申しまして絶対マズいです。簡単でもお礼は早ければ早いほどいい。案ずるより産むが易し。アクションがいちばん。
電話しましたよ。

私、前回、５月の連休前の話ですが、マスターが連休中に私の地域に桜を見にいらっしゃる話を伺ってたんですよ。で、「機会があればご案内いたしますよ」とお伝えしてたんです。

先日、やはりマスターは連休中、桜を見にいらしていたことを知りました。

あの正直で誠実なマスターに、機会があれば、ほんとうに、私の地方の見どころを案内できたらな‥と思ったりしています。

明日からまた、というより今日からになってしまいましたが、ストレスの日々が始まりますよ。

先日は私、夏、お盆に休まなかった分、休ませてもらい、東京に行ってきたんです。

「東京に行ってきた」と書いていて思うのですが、東京に住んでいる方って、私からすればほんと、恵まれておりますよ。うらやましい。

だってこっちははっきり申して田舎ですよ。今、目を閉じると、いや閉じなくてもいいんですが全くの無音です。時計の針が進む音しか聞こえない。

東京から帰る新幹線の風景、私の地方に来るとすごく寂しくなる。

新幹線で帰ってくる風景で私がいちばん好きなのが戸田公園辺りなんですよ。

戸田公園にお住まいの方はご存知ないと思いますが、新幹線の高い位置から眺める戸田の夕暮れの風景はすごいすてきですよ。

夜もいい。

はるかかなたまで続く整然とした風景、たくさんの団地とかの屋々の明かり、青や橙、肌色、白とかのたくさんの明かりを眺めていると、「このたくさんの明かりの中にそれぞれの暮らしがあり、それぞれの人生があり、それぞれのドラマがあるんだなぁ‥（ｼﾐｼﾞﾐ）」というイメージがすごくはっきりと浮かんでくるのです。

それをいちばん感じることができるのが戸田の風景なんですよね。

風景といえば、ほかにも好きなところがありましてね。アニメ映画「耳をすませば」の舞台となった神戸三宮の風景も好きですよ。

ああした風景に比べると、うちはほんと田舎ですから。

別に田舎がわるいというわけではありませんよ。田舎には田舎の豊かな自然があるし、夜空がきれいで海山すばらしいものがある。だだ、都会に行くと、田舎とのギャップがすごくてですね。
都会に住んでいる方はピンとこないと思いますが。

明日から、いや、今日からまた、ジミな、ストレスのある暮らしが始まります。今日が金曜日であるのが救いですよ。

月曜日から、ある比較的大きな事業が始まるんです。そのダンドリを任せられています。成果を上げなければ。私の真価が問われるんです。もしかしたらロトを予想する時間さえなくなるかも知れない。
そんなことを思いながら昨日まで東京で心おきなく休養してきたわけなんですよ。

あー‥記事を書いて仕事のこと考えていたら動悸がしてきました。恐ろしい…。

画像は天香回味（ﾃﾝｼｬﾝﾌｪｲｳｪｲ）の薬膳火鍋です。私、薬膳って「体にいいんだな」程度にしか思ってなかったんですが、この鍋をいただいたら、翌日はすごい体は軽く感じるし気力も充実した感じがするし、すごくいいんですよ。肌にもいいらしい。フカヒレもついていたし。機会がおありでしたらお試しください。