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「念」についてちょっと

ラジオテレフォン人生相談を聞きながら珈琲を飲んでいる。カップはマイセン。

マイセンと言えば、以前、骨董品店でマイセンのまがい物、店主いわく「マイセンのアウトレット」というものを2客買ってしまい、家で眺めるにつけしみじみ後悔の念が押し寄せてきたということがあったんです。あったというか、現在でもそのカップは手元にあって、やっぱり使う気がしないんです。だってサ、マイセンのアウトレットってマイセンの販売元が売るはずはないし、きっと「偽ブランドでだましてやろう」という思惑で作られたとか売られた品物でしょう。そうした妙な念が入った品物って使いたくないですよね。でも、何とするわけにも行かず、そのカップを見るたびに後悔しているということです。

ところで、今、「念」ということばを申しましたが、念って残るんですよ。モノとか建物、特に部屋とかに。

こわい話で例えると「いかにも」という感じになってしまうのでこわくない霊、いや例で申しますと(ってこわがらせたい気持ちが見え見えですが)、以前聞いた話です。

えっ?やめましょうか?
アッハハハ大丈夫。こわくない話ですよ。以前、こんな話を聞いたのです。
ある研究室では、そこの人、メンバーがガラッと変わっても、その後全く違った研究をしても、ノーベル賞クラスの発見が相次いで生じるというんですよ。

特別すごい、突出した人間が研究室に入っているというわけではなく、また、その研究室も特別突出した設備、お金があるわけではないと言うんですね。

実はどうも、その研究室には何かしら飛び抜けた発想をさせる「気」というか「雰囲気」、研究者が言うところの「念」みたいなものがある、と言うんですよね。

わかる気がしますよね。

私の好きなジャック・ニコルソン主演の映画に「シャイニング」というものがあるのですが、ちなみにこの映画、私がある種、ホラーの最上位に位置付けている映画なんですが、それくらいこわいのですが、その映画の中で、霊感の強い黒人のコックが言うのです。
「トーストを焦がせばその匂いが部屋にしばらく染みつくように、人の念もそこに残るものなんだよ」と。

うーん、この言葉には妙に説得力がある。

というわけで‥さあ、あなたのお部屋、その土地にはどんな念が残っているのでしょうか……
(って結局こわい終わり方ですみません。)
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