たまにふと、海が見たくなる。
波のさざめき、そよぐ風、潮の香り、カモメの鳴き声、遠い水平線上の貨物船…
は〜…海が見たい。
海に行きたい…。
でも行けない…。仕事があったり忙しかったりで。
そんな時、少しでも海の雰囲気を感じることができる方法があるのです。
そう。焼き海苔です(ずいぶん引っ張ったな)。
画像は佐賀県産の焼き海苔、1枚百年です。10枚千円です(当たり前です)。
皆さん。焼き海苔、ただパックから出して召し上がるのはもったいないです。できればぜひ炙ってください。
ガス台とかで。ぜったいいい。だまされたと思ってやってみてください。
中火に海苔をかざし、フワッ、フワッと。炙ってみてください。やがて立ち上ってくる磯の香り。
うーん、たまらない。
自宅にいながら磯の香りを味わえる至福。ぜいたく。
海だ…
いいねいいね。
数枚炙り、1枚をきれいな乾いたハサミで8枚、もしくは6枚切りにします。私は6枚派です。これを数枚やります。手で折ってちぎるより、きれいなハサミを使って切った方がぜったいいいです。見栄えに高級感が増します。
さあ。ごはんです。茶碗に炊きたてのごはんを盛りましょう。
で、焼き海苔にごはん、少量乗せ、さっと柔らかく包み、お醤油にちょっとつけて食べます。
パリッ‥ハフッ‥モグモグ……
フヌー(満足げなため息)
目を閉じると、海には行けないけどそこには海が広がっている。豊かな磯の香り、波のさざめき、カモメの鳴き声…
焼き海苔のごはんは質素なようで、実は非常にぜいたくなんですよ。
ダイエットにもいいし。
ところで。
話はちょっと東京に飛びますが、東京日本橋の海苔の老舗に24枚で1万円(税別)の海苔が売っているらしいんですよね。1枚4百円超。
これ、食べてみたい。どんなのだろう‥。
いつかそんな焼き海苔を朝食に味わってみたいと思うボスでありました。
あっ、そういえばいつも疑問に思うんですがね。
海苔って、ツルツルした面が表だと思うし、お寿司やさんに行っても当然、巻物を頼むとツルツルした方が表になるようにごはんが包まれていると思うし、見栄えも当然その方がいいに違いないのですが、皆さん。味わいからすれば海苔の表面、裏面、どっちが舌に触れるのがおいしいと思いますか。
やはりツルツルの表面?
歯ごたえがパリッ、ですよねこれは。
それとも裏面?
海苔の深みが最初から味わえるような気がしたりするんですよこの場合。
気のせいか、食べてみると裏面が舌に最初に当たるようにした方がおいしいような‥
でもこうなると表面派より見栄えが少し劣るような‥
味からするとどっちが上なのか、私としてもなかなか答えが出なかったんですが、皆さんはどうお考えになりますか。
(^-^)ノ 皆さーん、秋のサンマですよー。
秋です。サンマです。脂が乗ってます。煮付けです(いい加減な文章だな)。
私は、サンマ、塩焼きも大好きなのですが、今日は煮付けで行こう。
生サンマとか生ニシン(「冷凍」に対する「生」の意)が手に入ると、まずは煮付けにしてみたい。
焼くのはそれはそれでおいしい。焼き魚特有のたまらない香ばしいかおり、味が濃縮していて、皮がサクッ、腹身を口に入れると脂がジュワ〜‥
思わず目を閉じ、藤岡弘、さんみたいにフォ〜ッと片手で拝みたくなる。
想像したらたまらなくなってきた。
あれってサー、大抵ガス火で焼くけどヤッパ炭火がいいよね(急にタメ口かっ)。ほんとたまりません。焼き魚サイコー!
(・_・)ハッ....煮付けの話でしたねそういえば。
焼き魚もいいが、生魚の場合、まずは煮付けも。
魚の煮付けは、その原型が保たれたまま、水分が気化せず、プリップリの弾力性が保たれたまま味わうことが出来ますよ。
画像は少々皮がはげた部分がありますが、この梅肉とともに煮付けたサンマのプリプリさ!腹身の濃厚な脂!
一口ほおばる‥トロッ‥ジュワ〜…
………フヌー……
至福だ‥至福すぎる…
サンマさん、漁師さん、仲買さん、流通業者の皆さん、小売店の方々、醤油製造業の皆さん…ガス会社さん鍋会社さん‥際限ありませんが、そうした方々に「ありがとう」、という気持ちになる。
とにかく。サンマの煮付けはサイコーです。