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苦い日々

ほんのり甘い桜の味のババロアです。

今日の記事は苦いので、あらかじめお召し上がりくださいね





ドゥム



フー‥



仕事を終え駐車場の愛車に乗り、ドアを閉めたときの静寂が好きだ。


ホッとする。


思えば朝、車で職場に向かっているときから動悸がしてくる。


私にとって職場は緊張の連続。

いつ地雷を踏むかのような緊張感がある。


しにはしないというのはわかっているけど、あの緊張感は何なのだろう。


気が抜けないし、気を抜くととんでもない落とし穴に落ちたり、ばちがあたったりする気がしてならない。

強迫観念みたいなものがある。


これは病かもしれない。


昔から、いいことがあって喜んだりうれしそうにしていると事態は急展開した気がする。

うれしそうにしているとなにかわるいものが羨ましがってじゃまするのだと心から思っていた。


だから、昔からいいこと、うれしいことがあってもはしゃいだりうれしがったりは決してしないようにしていた。


だから私はいいことがあっても期待はしない。心からよろこばない。よろこべない。

同時に、世の中常に順調に行くとは思っていない。

必ずわるいことがあちこちに潜んでいると思っている。


いつもこわい気持ちがある。


だから、職場でもいつも悲観主義。


悲観主義でいて、わるいことがおこらなかったらもうけもの。

わるいことがおこったら、「やっぱりな」と思う。



私が好きな大藪春彦のある作品の一節にこんなことばがある。


「絶望という苦杯を舐めるよりは初めから何も期待しないほうがましだ」


私の気持ちを表しているようで忘れられない一節だ。
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