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重なる偶然

先日、喫茶店における私の師匠的な人がいるお店に行ってきたのですが。

そこのマスターとは長い付き合いで気心が知れているのです。

で。マスターが珈琲を出す際は、その日その時のお客さんの雰囲気とかに合わせ、マスターが珈琲カップを選んで珈琲を出してくれるのですが。


先日のカップは画像のリチャード・ジノリのミュージオクラシコ。


マスターはかなりのカップをお持ちで、私がマスターのお店でこのカップで珈琲を飲んだのは初めてです。


でも、その前の日、私は自宅でこの珈琲カップで珈琲を飲んでいるのです。

「あ、偶然だなぁ」と思いました。


で。

ひととおり私はマスターと私のお店の出店の計画について話をして、その後、マスターのお店を出て、書店で1時間ほど過ごし、その後、私は今度はまた私が雰囲気が気に入っている喫茶店に入って珈琲をオーダーしたのです。


今度の喫茶店も珈琲カップをかなりお持ちの店で、2百以上は陳列しているお店です。


ここでの珈琲は、ヘレンドのウィーンのバラで出してくれました。


今回の出来事は不思議なんです。
私も自宅には百数十客のカップがあり、自宅では珈琲カップはソーサーと1セットで、それにさらにソーサーと1セットを重ねて、2段ずつにして陳列しているのですが、先日使用したジノリのミュージオクラシコの上には、今回の2番目に行ったお店で出してくれたヘレンドの全く同じ形のウィーンのバラのカップを乗せているのです。


マスターとも、次に行ったお店のかたとも、私は相性がいいのですが、こうして無意識での思考のやりとりができるのも不思議な感じがしているのです。



私には最近、ちょくちょく不思議な偶然が重なっています。


欲しかったものが偶然見つかる、気になっていた人に偶然あう、行きたかったところに偶然行く成り行きとなり、そこでずっと気になっていたことの意味がわかるとか…



何かがあるに違いない。


重なる偶然。


次に何が起こってくれるのか楽しみな最近のボスでした。
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