ときどき見る夢があるんですよ。
同じ風景の、同じような場面。
お寺の本堂なんです。
非常に奥行きのある、何段にも奥行きのある、本堂なんです。
そこに至るには、かなりの石段をのぼらなければならない。
反対に、本堂からおりるには、かなりの石段をくだらなければならない。
私はよく、その石段をのぼっていくのです。
で、同じ本堂に入っていくのです。
本堂には、灯明が灯り、非常に落ち着く。ほっとする。なつかしい。安堵する。そうした感じになるのです。
で、たまに、本堂から、暗い石段をすーっと下っていくのです。
で、人生やり直すというか。
で、また、たまに、空を飛び、石段をのぼって灯明の灯った本堂に帰っていくと。
私はあれって、もしかしたら、あの世との行き来した記憶なのかもしれないな、と思っているんですよ。
人って、さまざまな宗教をもっているけれど、心の中に、その人に合った風景に彩られたあの世へのルート、あの世からのルート、あの世へのチャンネルみたいなものを持っているのではないのかな、と思っているのです。
実は今日から、エムブロを開くと、最初の画面下に、FLYMEeとかという画面で、私が時々見ているサイトの、興味を持って過去に見た商品が出現しているのですが。
あれには少々驚きましたよ。
私はエムブロのわいせつコミック広告がいやで、しょっちゅう非難し、私ができることがあればなんとかしよう、とまで書いたりした経緯があるのですが、そうした中、やはりどうしてもわいせつコミックスポンサーに頼らざるを得ないエムブロさんが講じた策がこれなのではないか、と思ったりして。
まあ、私にはやましいことがないので、そうした広告が出てもなんともないし、むしろ好きな商品とかが出てくるのでいいといえばいいわけなのですが。
これからは、こうした広告は積極的にクリックして、エムブロさんに協力したいと思っております。
ただ、この広告、私のところに訪れた他人の目にも触れるのだろうか。
私が日ごろ興味を持って見ている商品の傾向、私の嗜好とかが、他人の目にも触れるということだろうか。
そうであれば、それはなんとなくいやだな。
後ろめたいことはしていないけど。
ところで、私たちはスマホとかパソコンでよくグーグルとかヤフーで検索とかして、サイトを見たりしますが、あれってグーグル、ヤフーはすべて、まったくすべて、個人が検索した用語、サイト等を把握しているんですよね。
で、もちろんダウンロードした情報もすべて、1から十まで把握しているんですよね。
これって、こわいことだと思いませんか。
もちろん、個人に検索サービスをした対価として個人の見た検索履歴等の情報を提供者側が得ることはありかもしれない。
でも、それが蓄積され、万一、それら情報で個人の性格や考えや性癖や嗜好や好みの分野や、それらすべてが分析されたら、これは非常にこわいことだと思うんですね。
今ここに、あなたが過去、スマホやパソコンで検索した用語すべて、閲覧履歴がすべて、実名付きでさらされたら、あなたはどうしますか。
はずかしいことはありませんか。
まずいことはありませんか。
今回は、広告で少々考えさせられているボスなのでした。
画像はボスが最近購入したネオンサインです。
いずれ私の夜のカフェの窓に飾るかもしれません。