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鮭鱒聚苑を読んでいる

前々回と前回のブログ記事に書いている鮭鱒聚苑を読んでいる。

眺めれば眺めるほどオーラを放ち、「これは本腰を入れて読まなければ」という気持ちがわいてくる。

ただし、あまりにも貴重で、また程度がすばらしい本のため、私は素手では触れず、セロファンごしに触り、本もガバッとはぜったい広げず、そっと少し開き、のぞきこむようにして読んでいる。手の指のかすかな油分さえつけないように、息も触れないように、大事に大事に読んでいる。

もちろん、本は紫外線にも当てられないし、私の家の窓はUVカットの二重ガラス仕様ではあるけれど、そこから反射的に入る日陰の光さえ当てないようにして眺め読んでいる。

具体的には夜のルクスの低い光のもとでひっそりと、著者の語りを聞くように読んでいる。

掲載されているお料理の数は百近くになるのではないだろうか。

ただし、この書籍の内容はあまりにも広大で、料理はおろか、鮭鱒に関するあらゆる事象、ことがらを記載しており、まさに鮭鱒に関する唯一無二の知の大全集と言えると私は思うのだ。

よくもまあ、これほどまでに鮭鱒に関するあらゆることがらをまとめ得たものだ。


あと、私が所有しているこの本には、正誤表もちゃんとついているし、すごいことに、著者が友人に贈った本らしく昭和17年当時の著者の直筆のはがきが挟まれている。

程度もかなりよく、今ヤフオクに出品すると落札価格は数回前の記事の価格はくだらないものと推察している。


それだけの情報と存在感がここにある。







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