だいぶ以前に何かの書物で、ドボンが来た、という話を見たことがある。
内容なのですが。
ある日、百獣の王ライオンのもとに、手下の動物が、「王様、この川の上流にたいへん恐ろしいものがいます、それはドボンという名のすごいやつでこちらにやってきます。」と言う。
そこで、ライオンが「それはいかん、私が行ってみよう」とそこに向かった。
ライオンはいくつかの手下の動物に出会った。
川の上流に向かっていく途中でそれぞれサイとか、シカとか、サルとか、リス・・などの動物に出会ったが皆、ドボンとは、それはそれは恐ろしいやつだ、そいつが向かってきている言う。
ライオンはどんどん川をさかのぼって行った。
最後にカエルに出会った。
カエルには言った。
「王様、あそこです、ドボンという恐ろしいやつがいます」と。
ライオンはとうとうすごいやつの正体がわかった。
ドボンとは、木から落ちたドングリの実だったのだ。
カエルが、川に落ちたドングリの実の音「ドボン」という音におびえ、「ドボンだ、ドボンがいる、ドボンが来る、恐ろしい」と誰かにしゃべり、聞いた誰かが次の誰かにしゃべり、それが巡り巡ってライオンのもとに届いた結果だった。
皆さんはこのお話、どうお思いになりますか。
くだらないね、つまらない話だ、動物を題材とした子ども向けの話だよ、世の中にはありえない話だけどね、とか思いますか。
これと同じようなことが世の中に起こっています。
「トイレットペーパー不足が来た。」
たどっていったら、一個人がSNSに発信したデマだったということです。
たくさんの文明人が踊らされて怖がっています。
画像は今日のボスのお昼ごはん。
最近、昼ごはんを食べるということを始めました。