しょっちゅう考えている。
何か、周囲の多くの人間の油断や隙や手落ちが重なった上に、更に、演説最中、安倍さんのすぐ後ろを台車を押した人が普通に通るという極めて大きいことがありSPの気をそらせたり、一週間前に同じ場で行われた茂木さんへのずさんな警護で何事もなくて、その警護のやり方が安易に安倍さんの警護に踏襲されたり。何かいろいろなものが安倍さんが亡くなる方向に重なって集中して行ってしまったような気がしてならない。
人が亡くなる直前というのは、その人にとって一生に一度の最大最悪の大殺界状態にあったといえる。
安倍さんは朝起床されたとき、違和感を感じたものだろうか。
夢見はどうだったのだろうか。
死相はあらわれていたのだろうか。
御本人は朝、鏡を見て何かを感じなかったものだろうか。
何かを落としたり、何かいやな予兆はなかったものだろうか。
安倍さんが旅前に三脈の秘法をしていれば気づいたものなのだろうか。
誰か霊力がある方とか、強力に働きかけたり予告して注意喚起したりする方が身近にいなかったのだろうか。
そこまで能力のある方は存在しなかったものなのだろうか。
しかし、安倍さんの命のともしびを残すことはできなかった。
御本人が奈良に行きたくなくても、数百人、数千人の人間がそこにいざない、本人にはとどまるすべはなかったのだから。
私は今、易経及び易占を学んでいるのだけれど、易は宇宙のすべてを64卦×6爻=384爻で表していると言われるわけで、それらのどれが出れば安倍さんの命のともしびが小さくなって、最大の危機が迫っているのを予知できたのかずーっと考え続けている。
警護を人の力や肉体のみでやり続けるかぎり隙や油断や落ち度は必ず発生し、要人の肉体はおろか警護の肉体も危険にさらされるんですよ。
狙撃されたらどうするんですかって。
だから、私が数回前の記事「今後の暗殺の防ぎ方」に書いたように、ハイテク防護用品を開発しなさいって。
卵型でなくてもいい。ついたて型でもいいから作って使いなさいって。
亡くなってからでは遅いんですから後悔する前にやってくださいって。
と今もやもやしております。