コミックのタイトルみたいですが。

甘エビ。はい、アーン。(新婚かっ(笑))


病院に入院していると、食べ物の煩悩がわいてくる。

薄塩、薄味の、油っ気のない、パサパサした、色気のない、単調な病院食(病院の管理栄養士さんごめんなさい)を、更に病室の、カーテンが引かれたクリーム色の、薄黄色の光の部屋で食べ続けていると、気持ちが沈んでくる。(病院関係者の皆さま、ごめんなさい)。

じっさい、例えば薄塩。変な話、気の荒い囚人に無塩の食事を与え続けていると、とってもおとなしくなるらしい。そんな話を聞いたことがある。
これには他にいろいろな要因はあるでしょうが、薄塩については状況がわかる気がする。

あと、以前デヴィ夫人がおっしゃってましたけど、階級の上流、下流の上下は、王家とかのテーブルの上流下流も表しており、調味料たる塩が上流の人のところにしか流れなかった、その調味料たる塩の流れのことも表しているらしい。
で、塩が流れてこない下流の人と流れる上流の人の間で、塩を巡って命までかけた争いもあった、らしい。

それくらい、人の意欲、本能には塩の要求、必要性が影響を与える。


先の記事に書いた、玉子かけごはんの話にしても、今回の甘エビアーン、にしても、おいしい塩味の効いた醤油が重要な位置を占める。なければ「おーいしーい」も成立しない。

だから、病院でも、塩気のあるものが必要なのだ。


甘エビアーン、は病院のコンビニにお刺身は置いていないので、退院してから楽むこととします。