以前、ここに、明晰夢を見る楽しみについて書いたことがあるのですが。


明晰夢とは、はっきりした夢、という意味ではなく、コントロールしながら見ることができる夢、という意味なのです。

夢の中で、行動を変える、というか、コントロールできる夢を明晰夢といいます。


これが、非常におもしろいのです。

ここでは、長い間、疑問だったことが解決するようなこともあるのです。

あっ、そうだったんだ、そこはそういう場所だったんだ、とか、それで私はこうだったんだとわかったりすることがあるのです。



例えば、時々、行ったことがない所だけれど、何度もそこの景色の夢を見ることがあるとする。

なつかしいけど、どこなのかわからない、でもなつかしくて、行ってみたい、どこなのか知りたい、という場所があるとする。

これが、偶然、夢に出てきたとする。


私はそこで、その場所の奥に歩を進めるのです。
ずっと歩いていくのです。意識的に。

場合によっては、その先の小路に入って、踏み切りを渡り、その先に行ってみたりする。

そうすると、そこがどういう場所なのか、わかったりするのです。

ああ、そうだったのか、と。


私が生まれる前に、父親がたまに行っていた遠い親戚の家のそばだったんだな、とか。

私が二歳くらいの時に連れられていったことがある、その後立て替えられた市場だったんだ、とか。


気付くことがある。


宿題が解決することがある。



それがまた、とても興味深い。おもしろい。


こうして、夢を変えてみる訓練をしていって、いつかは自分が生まれた意味、なんのために生まれたのか、自分はいったいなんだったのか、等、気付くことができればいいな、と思ったりしているのです。