職場を病休している私にとっては、今は何をやっても罪悪感を感じるけれど、唯一、罪悪感を感じない、後ろめたくないことがある。

それは、母親へのお見舞い。入院している母に会いにいくこと。

この行動は、私にとっては現在、世の中でいちばん大事な、後ろめたくない行動の一つと言える。



恥ずかしながら、私は今、病というか、気分の不調で職場を休んでいる。
職場はそれを許している。

職場には、行けばバリバリ人一倍、というか、人の2倍近くはがんばり成果を上げる自信はあるけれど、今の私にはこれ、がんばりすぎることがだめならしい。


「ボスさんは真面目すぎだ」と職場の上司が言う。

「ボスさんは今どき天然記念物並みに真面目すぎる」と心療内科の70近いドクターがおっしゃる。

天然記念物並みに真面目、とはどういうことだろう。


この病、というか症状になってからは、何をするにしても、気持ちに罪悪感や自信のなさを醸成する。

でも、その中でも、まったく罪悪感を感じさせない行動が、母へのお見舞いなのだ。


今日は母を見舞い、夕食を見届け、話をし、顔のお手入れをし、足をさすり、2時間すごしてきた。

「じゃあ、そろそろ帰るかな」と私が言うと、母は「もっといればいいのに、あと30分」とか言うのだ。

最近の日常の話や、昔話をしたりして過ごすお見舞いのひととき。

心がなごみ、癒やされる。



私は4月から、本社に異動することになった。

調査や法務など緻密な、私が得意とする業務部署に配属されることになった。


そろそろ腹を据えなければならない。




画像はあっさりしょうゆラーメンです。

あなたのお口に合うかなぁ・・。