ドーーーン…‥

いやーいいところですよ大江戸温泉物語。お台場の。先日東京の病院に行った際、行ってきましたよ。
むしょうにお祭り味わいたくて。温泉でくつろぎたくて。

よくぞあんな楽しくもセンチメンタリズムを掻き立てる施設を作ってくれました。

広大です。皆さん浴衣に着替えて大江戸気分。
江戸時代みたいに立ってつまむお寿司屋さんあり(もちろん座っても可)お蕎麦、居酒屋、麺処、焼き鳥、駄菓子屋、甘味処あり、小判釣り、射的その他遊び処あり、ドクターフィッシュもいたし(余談)、もちろん数種の湯船、露天風呂、足湯あり、それらがお江戸の雰囲気の中で楽しめるのです。
ほんとすばらしい。いいところですよ。
入館料は男が2700円ほど、女性はもう少々安いと思います。1日中楽しめます。予約で宿泊可。何日か逗留したかったくらいです。
私、8月と9月には手術に向けた検査のため東京に行くので、その際また行こうかなと思ってます。

なかなかいいお寿司です。

さて。今回は私、物事にはそれを行うのに適した時期というのがあると痛切に感じましたよ。
特に「物事を楽しむ」ということに関して。

と申しますのは今回、大江戸温泉で私、やっと中学、高校生の頃から夢だったお祭りの遊びをしようと思ったのですが、楽しい気分になれなかったのです。

もちろん、数カ月後に手術を控え、それまでまた食事制限(体重増加防止)とかがあるし、また、これからの仕事のこととかいろいろ考えなければならないことが渦巻いていたせいもあったでしょう。
でも今回ばかりは私、中学、高校生の頃いつも中間テストとかと重なって、その成績を上げるために「げん」を担ぐ意味で断ち続けた地元のお祭りの雰囲気、「いつか大人になった時に思いっきり楽しもう」と思っていたお祭りの雰囲気を、真の休息ができる今こそ楽しもうと思って大江戸温泉に行ったわけでもあるんですよ。

でも、でもなんです。楽しめないんですよ無邪気に。冷めてしまっているんです。ワクワクしないんですよ。悲しいことに。

いつからなんでしょう。こうして子どもの気持ちをなくしてしまったのは。

遠い日、ちょっとしたささやかなことからでも感じた楽しい感じ、子どもの頃にはしょっちゅう感じた爆発的ワクワク感とかが、今まったく感じることがないのです。
今の私だったら数十万円単位の買い物をしても、子どもの頃祭りの夜店で千円のおもちゃ買う時の50分の1の喜びも感じないのではないでしょうか。

悲しいことですよ。

物事を楽しむのには年齢相応の時期というものがあると思います。

例えるなら食べる前と食べた後の違いみたいな。

思いっきり空腹の人(若い時期の人の例え)だったら食べものは非常においしく感じるでしょうし、満腹の人(枯れたお年寄り)だったらおいしく感じないというような。
で、ここで若者は、敢えて枯れたお年寄りのような気持ちになって食べ物を食べないということは、非常にもったいないことなのです。
若いうちはどんどん楽しむべき。食べるべき。何事も思いっきりやるべきなんです。歳とってからでは楽しみは確実に半減しますから。「いつか大人になってから」、「歳とって金銭的余裕が出来てから」では遅いことが世の中たくさんあるのです。

皆さん。今、楽しめることがあったら先延ばしせず今楽しみましょう。
大江戸温泉物語に行ってつくづくそう思った次第です。