世の中、「家に帰ってからの1杯のビールが楽しみで生きている」とかおっしゃる方がいらっしゃいまして、そうしたことばをよく聞きますよね。

私の場合は晩の食後の1杯の珈琲が「このために生きている」とまでは言わないまでも(ヘンな言い回しだな)、1日のうちでホッとするひとときなんですよね。

職場ではもう、気持ちが変になりそうなくらい忙しいんですよ。実際、プリンターでプリントアウトされる時間さえもどかしい。トイレに行ってもチャック上げる時間さえもどかしい(チョ上げろ)。コピー機のちょっとしたラグ、出力時間さえもどかしくてコピー機叩き割りたくなるくらい忙しい(怪獣かっ)

私は仕事、手を抜くことができない。常にパーフェクトをめざす。
で、帰るときは回りに誰もいないことがほとんど。他の方はほどほどで妥協して帰ってます。それは私も許そう。でも、少なくとも私は私自身の仕事については妥協を許さない。許せない。自分を許さなくても苦しむのは自分だけだから、それですめばいくらでも頑張る。
で、最後にパソコンの電源を切るときには、「よし、完璧だ。パーフェクト」とつぶやく。そうつぶやいてもぜんぜんはずかしくない。ほんとうのことだから。

で、駐車場の愛車に乗り込み、「ドム」とドアを閉め、静寂の車内で初めて、とりあえずはちょっと緊張感がほぐれるのです。

その前に職場で「よし、完璧だ」とつぶやくことが家での安眠につながります。

ソフトバンク社長の孫正義さんの語録に、「学生時代、自分ほど勉強した者はいない。それは物理的に不可能だから」というのがある。
孫正義さんは学生時代、寝る時間以外のほとんどを勉強に費やしたらしい。
それだけの自負心があったからこそ、その後も強力な自信を持って仕事に邁進できたのだ。と思う。

私は私の器の範囲で「よし、完璧だ」とつぶやいて、1日を区切る。それで次の日につなげる。家で安眠できる。これは私だけのほんとささやかな自負心。

で、家で満足して珈琲を飲むのです。

画像は珈琲と、私が最近巡りあって座右の書というか、愛読書にしたいと思うほど気に入っている本、カフェマニア川口葉子さん著の「東京の喫茶店」(実業之日本社)です。
私が好きな喫茶店がかなり網羅されている。
これで珈琲。

うーん‥至福だ…