うーむ、ミニキャラメルワッフル‥。食べるべきか食べざるべきか。

ダイエッターとして。

いや、一人の人間として(大げさじゃ)。


さてと。
いきなりナンですが、皆さんは「茹で上がるカエル」のお話をご存じですか。

カエルを熱いお湯に入れるとびっくりしてそこから飛び出るわけなのですが、お鍋に水を張ってそこにカエルを入れ、とろ火で温めていくといつしかそのカエル、茹で上がってしまうというんですよ。

想像するとざんこくな話なのですが、例え話として存在するのです。

これは、ぬるま湯の状態に甘んじて、「この状態、気持ちいいからしばらくこのままでいよう」とだまっていると、いつしか年をとって、結局何も行動しないまま、何もなし得ないまましんでしまうという、いわば「現状に甘んじることなく行動しなさいよ」という例えで用いられたりするお話ですよ。
他に、災害時の避難が遅れる場合の教訓にも例えられたりする。

皆さんはこのお話、どう思われますか。

このお話は、相当ご自身に厳しい方でないと、たいていの方にも教訓として当てはまるのではないかと思ったりします。

「このままでいいのだろうか」

そう思いつつ行動に移せないということは誰にでもあることです。
そして多くの人は何となく焦りつつ、でも行動に移せないまま時間が経っていくのです。


人はその置かれている状態が相当苦痛でない限りそこに止まりたいという性質がありますよね。

恒常性、ホメオスタシスとかと言われ、安定している状態では変化を起こそうと思ったり、または起こしても、安定していた元の状態に戻してしまおうという働きですよね。

「このままではいけない」「何かを変えなければ何も変わらない」と焦る気持ちと安定状態にいたいという気持ち。

私は最近、というかこの2年強、こうした2つの気持ちの間でしょっちゅう焦燥感をかんじているんですよ。

胸の血管を傷めて体調に自信がなくなったのも焦りに拍車をかけている。

「このままではいけない」


でも、こんな気持ちも行動を滞らせる。
「とろ火の鍋の中のカエル、外に飛び出したら回りが一面の焚き火だったらどうしようか」と。

思い切って行動して、それが裏目に出たという例は枚挙にいとまがない。

終身雇用制の職場から飛び出して事業を起こして失敗し路頭に迷いホームレスになった方。

勝算を確信し投資をし、それが失敗し再起不能になった方。

「私の理想はこんな結婚生活じゃなかった」と離婚して、結局孤独な老後で終わった方。

大げさな例で語っていますが、でもこうした例は枚挙にいとまがない。

そう大きな変化を求めないまでも、ぬるま湯から出て風邪をひいたりするという心配もある。
まあ、それを恐れたら何もできないけど…。

とまあ、焦る気持ちと、一方失敗や風邪をひいたりしたくないという気持ちの中で、変化の方策を組み立てたり崩したりしているボスなのでした。