画像は、私の好きな喫茶店の大好きだったメニューのドライカレー。2人前を1皿に盛ったもの。

光調節の関係で写りがイマイチかもしれませんが、これ、とてもおいしかったのです。

「おいしかった」と過去形で書いているのは、もうこのメニューはないということなのです。

今日知りました。

今日、お昼、このお店に電話で「ドライカレーとエビピラフ、うち1つ珈琲とセットで」と予約しようとしたら、「もうドライカレーとかのライスメニューやってないんスよね」と英語なまりの日本語で言われました。

英語なまりとは、現在お店に立っている経営者の弟さんの方は以前ニューヨークでアーティストをしており、その弟さんに言われたということです。

このお店は先代からやっているお店で、その後、3人兄弟の長兄と次女でお店を継いでいたのですが、その後、長兄がなくなり、次女の方がニューヨークにいる三男を呼び寄せ現在やっているお店なのです。

その三男である弟さんの方は絵の方で著名なアーティストでぶっきらぼうですが飄々としていい味出している方なのですが、欲がなく、儲ける気がなく、また、やる気もない感じの方なのです。

私はとりあえず、お店にあるという食事メニューのサンドイッチのうち、サーモンサンドと珈琲を電話で頼み、店に赴きました。


サーモンサンドはできていました。

小ぶりのライ麦パンは冷たいものでした。
おそらく冷蔵庫に入れていたものでしょう。

サーモンは薄く、2切れ。少々塗ったクリームチーズの上に乗り、それに少々の葉物が乗っておりました。
それが半分の斜め切りになって、少々のマカロニ小鉢とともにお皿に乗っておりました。

サーモンはあまりおいしくなかったです。非常に安いサーモンでしょう。

サンドイッチ500円、珈琲400円、計900円でした。
サンドイッチの原価は数十円。百円は行っていないでしょう。

そして以前あった珈琲とセットメニューではない。
あまりおいしくない珈琲、そのままの400円となっている。以前ならセットメニューにしたら珈琲250円だったのに。


残念だ。


私は尋ねました。ドライカレー、なぜやめたのですかと。

そしたらその弟さん、「うちはカフェメニューにしたんスよね」の答え。

「そうでしたか…」と私は言ったものの、釈然としない。
「なぜやめたのか」に「カフェメニューにしたから」では答えになっていない。
「需要がない」とか「めったに出ない」ならわかるけど、答えが「カフェメニューにしたから」とは、答えになっていない。断じて。

その、「カフェメニューにした」理由が知りたいのだ。私は。


私は納得できない。

この店でドライカレーを食べ、ゆっくり2杯の珈琲を飲みながらロト予想するのが好きだったのに。

以前食した画像のドライカレーが食べ納めになってしまったのか。

納得できない。


私は後で、彼の姉、ムーミンに出てくるミーを年取らせた感じの姉の方に、なぜドライカレーを止めたのか問いただそうと思っている。

あのお店からドライカレーをとったら、私はあのお店に行く意味がなくなってしまうから。
カフェでもドライカレーやっている店は山ほどあるのだから。

問いただそう。

そういうことにしよう。