皆さま、お身体お変わりありませんか。

私は現在、災害対策本部で、うちの管内への被災者の受け入れ体制整備と支援物資対応でなかなか記事が書けません。


今回は、私が入院していた2009年1月13日の記事でおくつろぎください。

    

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今回は非常にはずかしい告白をしてしまいますが、どうか私を軽蔑しないでください。

このあいだのことです。入院先の病院で消灯前、洗面所に行ったら、以前お知り合いになった、年の頃そう‥50代後半のご婦人の方と立ち話になったんです。

その方はある方の付き添いで泊まっておられる方、品のよい初々しい感じの小柄な方。役者さんで言えば市毛良江さんに雰囲気が似ている感じで、入院生活とか病状のことで話が弾んだんです。

消灯21時近くとなると多くの方はすでにお休みになっています。洗面所には人通りもなくとても静かになってるんです。
で、私もその方も楽しく一通り話をして「では」とあいさつをして病室に戻ろうとしたんです。

その時です。

「あっ‥ちょっと…」
その方が私を呼び止めたんです。「あの…ちょっとこっちへ来てほしいんです。お願いが…あるんです…」

ドキッとしました。

洗面所は2人だけの世界という感じになってます。いや、そう意識するのがおかしいか。そう。私がおかしい。でも、相手の方の視線はとても好意的で、その‥なんというか‥妖艶(言ってしまった)な感じなんです。

「なんだ‥なんだろう。この感じは」(私の心の声)

洗面所の左側にはコインランドリーのスペースがあるのですが、なんと、私はそれまで知らなかったのですがそこには死角になる感じでアルミの扉の部屋があり、なんと!!その方は私をそこに招くように誘導するではありませんか!!!!!(“!”は私の衝撃レベルを表しています。名誉のために言う。期待度ではありません)

おどろきました。

さらに私の血圧を80ミリ高めたのは、その方、私を招いたあとは振り向きもせずそこにあるアルミの扉を開け薄暗い中に入って行き、私に有無を言わさず私も入らざるを得ない設定にしたのです。

ドキッ、ドキッ、ドキッ、ドキッ…

悩みましたよ。ですが私は年齢の上下関係を重視する人間。人生の大先輩には従わなくてはなりません。相手に従って中に入りました。相手に恥をかかすわけにもいかないし(はあ?)3割弱くらい覚悟を決めた感じです(なんの覚悟じゃ)

で、やっぱりでした。いやーまいった。案の定。彼女の目論見にハマってしまった感じです。
なんと、入り口にいて中に私を招き入れた彼女は後ろ手に扉を閉じたのです!!!!!!!!!!(倍にしてみました)

ドキドキドキドキ…ハァーハァーハァー…一瞬呼吸の音だけしか聞こえない気がしました。

「私の…純情が…おわるのか…私は‥取って喰われるのだ‥な…」

一瞬の沈黙。見つめる彼女。互いの視線が絡み合いました。


そのとき彼女が言ったんです。

「あのー。あの高いところにあるクツシタ、とってくれますか」

   !……!?
ガチョーーンですよ。その部屋、入院者の洗濯物を干しておくスペースだったんです。彼女、クツシタとってもらいたかっただけなんでした。

それならそうと先に言ってよ!!

いやー…久しぶりにチラッと、というかかなりときめいて(不整脈ですが)しまったことを告白します。でも誤解しないでください。私は硬派です。死にたくもないし(って死ぬのか)万一のことがあったら「ザーッス ごっちーっス」と逃げるつもりでした。