'14/06/20 Fri 23:19 day [0]
わたしが小3か4のときに
母の知り合いから子犬を貰った

可愛い雑種のメスの子犬

キャンキャン鳴くからと
名前はキャンにしようと決めた

古い戸建てに母とわたしと妹
そこに犬がきた時には
本当に嬉しくて毎日可愛がった

わたしが中学入学をキッカケに
アパートに引越すことになった

キャンは飼うことが出来ない

そして同時に祖父母宅に
引き取ってもらうことになった

家からは30分ちょっとの場所

会う機会もかなり減った

何かの行事がある時じゃないと
祖父母宅へは行かなくなった

そして月日が流れて

わたしが短大2年のときに
妊娠してることが分かった

祖父母宅へも報告に行き
キャンにももちろん報告した

黙って聞いてくれてたキャン

そして長女が生まれ
次女、三女、四女が生まれ

そのたびキャンに会いに行った

あ、でも
四女のときは行かなかったかも

その後は行かなくなって
キャンもいつの間にか
人間で言う100歳近くなってた

ある時から
普通にキャンが立ってるとき
後ろ足が震えるようになった

もう歳だからな〜って
みんなで話してた

美味しいご飯ちゃんと食べるし
毎日お散歩にも行けてた

でも昨日は少し違ったみたい

祖母にクゥーン、クゥーンと
何か訴えるような声出してたって

祖母も辛そうだと悟ったらしい

けど一晩寝れば良くなると思った

そして今朝になって
祖母がキャンを見に行ったら

冷たくなってたって

横たわって目を閉じたまま

まるで眠ってるみたいだったって







いろいろゴメンねキャン

いじわるな事をした事もあったね

愚痴を聞いてくれた時もあったね

一緒にいっぱい遊んだね
笑ったね

最近はなかなか会えなくてゴメン

本当にゴメンね

キャン、幸せだった?

長生きしたね、キャン

ゆっくりおやすみなさい

お空ではいっぱい走り回って
いっぱい美味しいもの食べてね

次の日曜日に会いに行くよ

キャンの好きなものと
写真持っていくね

今キャンの写真を見ながら
こうやって思い出を書いてると
涙が止まらないよ

もう

もう会えないんだね

寂しい

キャン

さようなら

ありがとう

















-エムブロ-