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大好きなアイツとお別れ


忘れない為に、前に進む為に、振り返っても笑顔で思い出話出来るように、、

15年一緒に過ごした、大好きな愛犬のいちについて書きます。


いちとの出会いは、私が小学校の時。
家の事情で転校した私は環境の変化で不安定で、それを見兼ねた親が寂しくないようにって産まれたばかりのM.ダックスを連れてきてくれた。

犬を飼うって事、その時は憧れだったし新しく姉弟が出来たみたいで、ホントに嬉しかった。

飼い主と飼い犬って関係じゃなきゃダメなのに、ケンカしたり一緒に喜んだり、言葉は通じないのにホントに姉弟みたいだったなぁ(笑)

愛くるしくて可愛くて、でもおバカでワガママで、泣いていたり誰かが落ち込んでいたりすると側に来てくっついてくれるくらい優しいいち。

歳をとっていって、おじいちゃんになっていくにつれて、私達家族も「そろそろ覚悟決めなきゃね」なんて考え始めた。

でも多分、その時はまだ来ないだろう、まだずっと一緒に居られるだろうって心の奥ではそう思ってたのかも。

今思えば、最初に異変を感じたのは昨年の夏。
いきなり食欲が無くなってグッタリとしてた。
夏バテかなぁ?って、涼しくしてあげたり食べやすいご飯にしてあげたり、、
そうしたら元気になっていつも通りに戻ったんだけど、
きっとこれが最初の予兆だったのかなぁ、、
この時、病院に連れていってあげてればって後悔してしまう

それからは体調を崩すことなく、無事に1歳歳を重ねてくれて、一緒に年を越して、まだ一緒に居れるって安心したんだよ

それが今月の14日に体調を崩してグッタリしてしまった

いつものように季節の変わり目で具合悪いだけかなぁ?
室温やご飯に気をつかってあげてみた。

それでもグッタリしてて、食べても吐いちゃうし立ち上がってもフラフラとしなが歩いて、壁や角に頭を向けてずっとボーッとしてた

流石に可笑しいって、16日に病院に連れていった。

風邪だと思ってたから、注射だけで済むと思っていたら、
血液検査になって、嫌な予感がした
結果が出るまでいちは私の腕でずっと寝てて疲れちゃったねーって撫でてあげた

血液検査の結果は非常に悪い状態だった
結果を見せられて説明をされたんだけど、パニックになってたのか足に力が入らなくて腕で寝ているいちの体温と重さだけが体にのし掛かったようだった

一緒に居た兄がちゃんと説明を聞いててくれてた

そのままいちは点滴をして夕方まで病院で預かって貰うことに。

一度帰る時に、具合が悪くなって混乱しながら涙が止まらなくて、あの感覚は初めてだった

きっと大丈夫って心に言い聞かせながら、夕方に母といちを迎えに行った。

病院でエコー検査してくれたみたいで、結果を見せてくれた

いちのお腹に4〜5?の大きな腫瘍の影があった

胃袋と腸管の間に巻き付くようにあった

詳しくはお腹を開かないと分からないし、地元の病院ではやってくれる所は無いんだって言われた

いちの年齢的なものもあるし、巻き付いてるんだから当然難しい

瞬間で察知した、もう長くないって

フラフラしながら歩いて壁や角に頭を向けてボーッとしていたのは、極度に弱っていて意識が朦朧としていたということだったみたい

そのままいちは入院することになった

その日は面会だけして、グッタリと寝ているいちを見るだけで涙が止まらなくて止まらなくて

家に帰ってからも涙が止まらなくて、どうしてあの時、なんでいちが、ごめんね、、って後悔しか無かった

次の日いちに会うのが怖くて、少し現実から離れたくて、理由を付けて出掛けた

でも家に帰ると、いちが居ない現実があって
一緒に居れる限り、一緒に居ようって決めた

入院している間は面会しながら、19日に一時帰宅することになった

入院する前より見違えるくらい元気になってて、安心した

でもそれも長く続かなくて、21日にはまたグッタリし始めた
ずっと寝たままでトイレの時だけモゾモゾ動くから、トイレまで連れていったり

22日にまた病院に連れていき、その日から日中だけ点滴などをして預かってもらうことに

夜、家に帰ってくる度にどんどん痩せていく
足の筋肉はどんどん落ちていって、立ち上がるのもやっと
吠えることも無くなった、自分でご飯食べれないしお水も飲めない

それでも名前を呼んだら目を合わせてくれたし、トイレの意思表示してくれた

このまま次の誕生日まで生きてくれるんじゃないか、そんな期待をしてしまった

25日、その日は病院に通い始めてから一番動いてくれて元気になったんだと嬉しかった
朝に病院に向かう時もずっと動いてて、兄と一緒に笑いながら頭撫でたりした

その時いつもと違った違和感は、いちが目を合わせてくれ無かったこと
これは後から思い出して気付いたの

病院に着くといつもより元気ないちに獣医さんも看護師さんも驚いて笑ってた

そのまま預けて、また夕方にね?って頭を撫でた

そしていつも迎えに行く時間の少し前に病院から連絡が来た

いちが亡くなったって

ホントにビックリした。
朝はあんなに元気だったから、ビックリしすぎて現実に感じられなくて、、
母と一緒に病院に向かった

病院に着いて、通された所に居たのはタオルに包まれて花を抱きながら眠るように息をしていなかったいち

涙流しながら撫でる事しか出来なくて、まだ少し温かかったのがツラくて

もう少し早く迎えに行ってあげてればって

でも、思い出したの、いちが目を合わせてくれなかった事。死に場所を家じゃなく病院を選んだんだって。

私や家族に見せたくなかったのかなぁって
それはいちのワガママで優しさなのかなぁって

いちを抱きながら家に帰って来て、病院に通い始めてからのことを母と泣きながら語った

病気で亡くなった場合、腐敗が早いからと
次の日の26日には火葬をお願いすることにした

ホントは見てるのがツラかった

次の日、霊園に火葬をお願いして
最後のお別れをしました。


器用じゃないから、まだ泣いちゃう

いちを愛してくれた友人にも報告しなきゃと思っていても、まだ勇気が出ない

いちの為にも前を向かなきゃ

いちと過ごした15年、絶対忘れないからね、、


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