もうすぐ母の一周忌だ

あれほど茫然とし、悲しかった母の他界、

一年経つと、日常になって、仏壇に語りかける毎日になる

おかあさん、優しいおかあさん、かわいいおかあさん

たくさんの想い出が押し寄せる

病気になって入院中に、美容院に連れ出した一日のことを、よく想い出す

その日は雨だった

降ったり止んだりしていたが、美しく変身した母は誰よりも、太陽のように輝いていた

あの日の母はまぶたにやきついている

綺麗なおかあさん、いつまでも一緒だね