■華桜戦記/アルバムA■


top bkm

2018.5.19 09:00 Sat [■蘭姫学パロ(企画キャラコラボ有)■]
■続き。■

話題:オリキャラ小説/文章
■神風鳳太は事の次第を最初から見ていた。
佐伯雉鷹が女性用のトイレの前で王蘭が出てくるのを出待ちしていた・・・・・・・・・かと思うと。話しかけに行ってそのまま抱擁を交わしていた。

「・・・・・・」なんとなく。自分もお手洗いに行きたかったのだが。少々ふてくされたような気持ちになる。


と。王蘭がこちらに気づいた。
「アラ・・・・?どうしました・・・・?」そう言って鳳太に話かける。


「別に・・・・・・・」
とむくれる彼に、王蘭は「貴方も母親が恋しいのですか・・・・・?」と。聞いてきた。

「・・・っ・・・・!???」
核心を突かれたような気がして鳳太は目を見開く。

「俺は・・・・・」
そう言って床に目を落とす鳳太に王蘭が話かける。

「私には・・・・・二人の娘と息子のほかに。もう一人。外に養子のような形で隠している隠し子がいます。」


「え・・・・?」
その言葉に鳳太は顔を上げる。

「貴方と同じく、離れて暮らす愛しい家族が私にもいるのですよ」

そう言って微笑む王蘭に。何だか鳳太は心が痛んだ。


「それで・・・・・・・」

”ソレでアイツを抱きしめたのか・・・・・・・・・・・・・・・?”
何だか納得いかないものがあったがいつの間にか彼。佐伯雉鷹に母親がいないことには薄々気づいてはいた。

けれども。自分も両親と離れて暮らす身。だから同情なんかするつもりはなかったが・・・・・・・・・・

「それで・・・・・」

なんだか急に寂しくなった。家族に会いたい気分になった。


「俺・・・・・・両親に電話してきます・・・・・・」
寂しくなったその気持ちを急に打ち明けたくなったのである。

そう言って振り返って走り出そうとする鳳太に。王蘭は「いってらっしゃい」と微笑んだ。


-----
「ずるいよね。たっちゃんはいつも女性に甘えてばかりで。」

次にましろの口から出てきたのはその言葉だった。


「猫忍さんも甘すぎるよ。いつもたっちゃんにばっかり・・・・・」

その語尾は少し声が小さくなる。

俺だって本当は・・・・・・・・・・・
”猫忍さんのことが・・・・”

何だか急に寂しくなった。

自分はいつも気にしないつもりできたけれども・・・”たっちゃん”のその甘えはずーっと変わらない。
相手が誰でも・・・・その”母性本能”に火をつけるのだ。

自分に厳しいようでそれに甘える彼が羨ましかった。



「・・・・・・・・・・・・・・お幸せに。」

そう言って振り向いて走り去ろうとした瞬間。

「あ・・・・!!!」

ダイナにぶつかった。


本日来ていただいた客人への記念品を運んでいたところであった。

それは記念オブジェの小さなレプリカ。ガラスで出来たソレが数々袋につめられて運ばれている途中であった。



「ガシャン・・・・・!」
それが次々に割れる。


「え・・・・・・?」


ましろは一瞬青ざめた。なんだか壊れたガラス片のようなものが紙袋から床に散らばった。


「あー・・・・やっちまったな・・・・・・」
苦笑するダイナ。


「どうしました・・・・・!??????」
それに気づいたメイが雉鷹を放して駆け寄ってくる。



「猫忍さん・・・・・どうしよう・・・・俺・・・・・・・」
ましろは真っ青になりながら泣き出しそうだった。


メイはそれをみてましろを抱きしめそうになったが自分のそれも甘えだと思ってぐっとそこでこらえた。
自分は”彼”に対しては厳しすぎるような気がする・・・・・・・

そう思いながらも潜在意識の奥ではそれを”意識”する何かがあるのかもしれない。


と、そこに蘭姫が現れた。

「どうしたの・・・・・・・・?」

----

そして舞台は調理室に移動することになる。


「二人の記念クッキーを作ろう・・・・・!!!!」
それは蘭姫なりの提案であった。

壊れた記念品の変わりに自分達でそれをカバーする事にしようとしたのである。

「あら。それなら私も手伝いますわ。」

クスクスと嬉しそうに現れた王蘭がそう言って蘭姫達のほうへとやってくる。

愛しいわが子の頑張りを近くで見ることができて彼女はとても嬉しいのであった。


「私も手伝いますね・・・・!」
そこに笹目と雪鷹も加わり。

ましろと雉鷹も含めて6人で調理することになった。


■NEXT■



comment:0

※参加中企画/まにまに!様/☆ササメモリアル☆
にほんブログ村 その他日記ブログ 腐女子日記へ
にほんブログ村

-エムブロ-