Noah's Ark

2012.5.25 Fri 01:24 :日記
気持ちの整理のために…

好きな人が逝ってしまいました。
大切で私にとっては特別な人でした。

出会ったのは一昨年の夏頃でしたね。
その時既に貴方は病気と戦っていました。
私は貴方の為に何かしたかったのに、ただ傍にいることしか出来ませんでしたね。
それだけでいいと言ってくれた貴方に私が救われました。

死に近いところにいる貴方の抱える不安を分けてほしくて、想いを聴いた私に

『生きるよ。
死ぬはずないから大丈夫。』

そう言った時に生き続けてくれると信じていました。
実際、その後の治療で1年は治ったと信じられるほど元気な姿が見ることが出来て幸せな気持ちでいっぱいでした。

まさか、再び病が貴方を苛むなんて考えてもいませんでした。

『また入院するから。病気が頑固だったみたいだ。』
そう言われた時、正直私は冗談だと思ってたよ。
医者からの説明を聞き貴方の病気が再発していたことに悲しくて苦しくて堪りませんでした。

それでも、あの日『生きる』と言い切った言葉を信じて貴方に会いに行く様にしました。

どんなにしんどくても笑いかけてくれましたね。
貴方の笑顔が好きでした。
冗談を言いながら話す貴方の声も好きでした。

最後にあった日私の大好きな笑顔は見せてくれませんでしたね。
また顔見にくると告げて出ていく私にわかったと言ったじゃない。
だから、今でも貴方がいなくなった事が信じられません。

会えなかった2日の間に容体は急変し、意識はなくなったと聞きました。
やっと会える。
そう思って行った時には、貴方は既に声を聴くことも、会うことも、触れることも出来ない場所に逝ってしまった後でした。

さよならも言う事が出来なかった。
私は貴方ときちんとお別れができずにいる事が苦しくて堪りません。
間に合うと思っていた自分が許せません。
貴方にもう一度会えるなら、生きる事頑張ってくれたことへのたくさんのありがとうとごめんなさいを言いたい。

このまま貴方との最後別れが出来なかった状態だと、気持ちの整理も着かない。

貴方の声も顔も仕種や話した事を忘れることに怯えながら、最後の時に立ち会えなかった事を後悔しつづけるのかな。

所詮は他人で家族じゃない私には、貴方の思い出せるような品物は何一つこの手にすることは出来なかった。
私はどうやって貴方を思い出せばいいでしょうか。

貴方が永遠の眠りについて早2日。
私は貴方への想いをどう処理していいかわからず、文字に残すことで整理を付けようとこんな事を書いてみた。

考えはまとまるどころか、涙と貴方への想いが溢れるばかりでメチャクチャです。
しばらく貴方を想い泣きつづける事を許してください。
私が泣くたびに優しい声で『泣くな。』と言ってくれる貴方が本当に好きでした。
また笑えるように、強くなれるように頑張るから今は泣かせてください。



さようなら、ありがとう。
どうか大好きな貴方に届きますように…。


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