EXステージ

「三重弁ってさー」
17/12/13 16:01
日常


「何怒っとんの?って聞かれる」

この前の昼休みにKちゃんが話し掛けてきた。

『はあ、誰に言われたんで?』
「旦那の都合で名古屋で暮らしとったとき」
『へぇ、名古屋おったことあるん?』
「こっちの喋りで話しとったらさっきの言われてさ。怒ってないよ、こういう喋りなんって」
『まあ……ペラペラ喋ってるとキツい感じに聞こえるかね』
「テレビでやっとったけどさ、机つるとか、車つんどるとか、ジュースとごっとるとか、やっぱ伝わらんのあるんな」
『そりゃ方言やからな』
「せやろ?方言やん?やのに「つんどるって何?」じゃなくて「何、つんどるってw」って感じでいちいち毎回突っ込んできてうっとうしいしさぁ。別に喋りくらいニュアンスわかったら何話しとってもええやん?」
『何話してもいいってのはどうかね。まあ、関西系の方言やからこれくらい意味わかってくれんかなぁって時はあるよね』
「あっちの人やたらと見下すっていうか下に見る感じでさ、面倒くさくてはやくこっち帰ってきたかったわ」
『そりゃあ地元がいいわなー』
「ご飯あめるとかも通じやんくってさー」
『……?あめるって何?』
「は?ちょっと夜篠!常識人ぶらんといてよ!!」
『痛いっそんなつもりないしwいや、マジで聞いたことないんやけど…あ、実家の爺さん婆さんが親父の結婚前に死んどるからそういうの入ってこやんだとか…』
「いや、この辺なら言うやろ?!」
『ええー、わからんーどういう意味?』
「言うやんな?店長!!」
無茶ぶりされる、同じく昼休憩だった店長。
「ゴホッ、俺に聞くの何で?ご飯が色変わってる的な感じやんな」
「そうそれそれ!」
『ああ、そういう。あ、じゃあパートさんが何か言ってたのそれか』
「何て?」
『このご飯めっとるーって、そう聞こえたんよな。変に聞こえたのは聞き間違いで、減っとるって言ってんのかと思っとった。あめっとるって言っとったんやなー』
「もう、この子なんなん?どこの子?!」
『いや、普通に生まれも育ちもここやし。おかんが尾鷲方面出身やけどね』
「え、じゃあお母さんの地元では言わんの?」
『さあ。人見知りでおかんの地元さえ苦手やったからそんなに知らんしなぁ』
「夜篠コミュ障なん?」
『何それひでぇw人見知りもあるけど、そもそも人と関わってあれこれあるのが面倒なだけやな』
「でもでも、よくウチと話しとるやん?」
『んー、距離感がちょうどいいんやと思うけどー?なあ、そろそろご飯食べていい?』
「いーよいーよ、好きに食べて!邪魔してごめんな」
『ううん、いーよー』

ていう、どうでもいい話をしてた。


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