喰む



メンタルな話になってしまうのだけど、自己愛性パーソナリティ障害なのかなと思う女性がいて。
わたしは医者でないし心理学を専攻したこともないのに適当なことを言ったらダメなのは分かっているんだけど。
わたしもわたしで病的に関わる相手の背景や環境を思考して関わり方を考えてしまうクセがあって。…いまの時代ではネットで自己承認欲求を気軽に満たすことはできる。まあ、自己がどのくらいの承認を欲してるかによってはどちらにせよ虚しくはなるかもしれないけど。
それを差し引いても、彼女の「自己愛」というものが痛々しく感じてしまう。「わたしはみんなに好かれる」「だからひどく嫉妬される」というのが、「愛されたいのに!」という、「愛されたいけど愛されない」悲痛な叫びにしか聞こえなくて。そういう強力な劣等感、とか。決して愛されないという感覚に対する必死の防衛のように感じる。「マウンティング」という言葉・行為を知った時もただ上から目線な嫌な性格のことを指すのかと思っていた。でも、彼女を知ってから圧倒的な自尊心の欠如の表れという認識になった。

いま仕事で付かせてもらっている看護士がいま心理学を学ばれていて。時間があるとわたしにも心理学・医学的なことを教えてくださる。
基本的に脳神経内科ではあるものの、院長先生がどんな患者さんでも受け入れたいという信念がある方なので、まさにどんな病気の方でも来られる。
わたしは、看護士助手として患者情報をもとに診療リストを作るから。電子カルテをあえて読むことはしないけど簡単な英単語が目につくとつい読んでしまう。
でも、そうしていま働かせていただいている体験は大きな経験値になるとは思う。
自己愛性パーソナリティ障害とわたしが勝手に思っている彼女の存在。それをほんとうに勝手に気にかかっている感覚に陥っている自分。客観的にみるなら不毛でナルシズムなのはわたし側かもしれないと思った。


 clap





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