放った鳩の、1羽は還って来た。
快く、短期間限定の折紙付きで。
もう1羽は……未だ2日、帰還無し。
素直に、主だけを伝えれば良かった
だろうか……?然し、其では中身が
ない。否、中身等、どうでも良かった
だろうか……情報社会の今、読取り
自体が非常にし難い。
シュレーディンガーの猫の様な……
居るも居ぬも、密閉した蓋を
開けねば、解答を得られない。
何とも、心臓に悪い……が、
小心者の自分。待つより他に、
術は無い……だが、恐らくは。
今後の箱の中に、鳩は、居ない。
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