HERE TODAY DIARY Season2

　風はまだ冷たいけれど窓を開けると、どこからともなく春の乾いた風に乗って、花の香りがする。ひとりぼっちで過ごす私を、ゴン太は定点観測しながら、彼も穏やかな時間を満喫しているようである。

　豚インフルエンザの猛威に怯えつつ、メキシコでは死者は公式で発表されてる数よりずっと多いらしい。そして、本当は“豚”特定ではなく、豚・鷄・ヒトの雑種なのだそうである。抗体は次々と形を変え、タミフルでも効かないとか。日本では急ピッチで特効薬の開発に入ったけど、完成まで最低でも三か月を要するというから、また恐怖…。
　海外にいる私の知人のほとんどが、週明けにも帰国することを考えているとのこと。このままだと経済にも影響が出ちゃいそうですな。

　昨日買ったクローバー。紫色の可愛い花を咲かせている。つぼみもいっぱいついているので、しばらく楽しめそう可愛いプランターか鉢を買って、クローバーだけ植えてしまおうかな。父が生きていたら、「そんな草、植えるな！」って捨てられてたかも(笑)。

　そうそう、我が家は日々変わりつつあるけど、なんと我が家の敷地に花見山のような植物公園を十年計画で作ることになった。運営や管理は、当面は兄弟でやることになり、後々は子どもたちにバトンタッチできるようにと、計画は様々な趣向も取り入れる予定。園内をカートで移動できたり、池では釣りが出来たりするようになるそうな。
　私はご想像通り、広報担当になりそう(笑)。パンフレットのデザインとかもしちゃうんだろうね。とにかく、これから十年で整備して開園させるのを目標で始める。四姉妹の園芸店めぐりも忙しくなりそうである。


　ここのところ太宰治生誕１００周年が話題だけど、最近私は没後５０周年の永井荷風に夢中！太宰とはまた違う色気を漂わせる永井、いいわあ！一時期ハマった壇一雄といい、一風変わってる作家が好きなワタクシでありました(笑)。

　寒の戻りというやつで、肌寒い日が続いている。昨日は雪でも降るかと思った。もうすぐ五月なのに。

　豚インフルエンザはヨーロッパまで拡大してきたらしいですな。日本で流行しないと良いのだけど…。恐ろしい病気がこれからも次々と出てくるのだろうと思うと怖い

　今日は姉たちと園芸店へ出掛けた。県南では一、二を競うお花屋さんで、全部見て廻るだけでも一時間以上かかる。観葉植物から小さな草花まで、とにかくありとあらゆるものが売られていた。
　私はこのダリア(画像)のあまりの美しさに惹かれ購入。色合いがこの世のものじゃないよね。造花かと思ったそれと、また珍しいクローバーを買ってしまった(笑)いい加減、クローバーの呪縛から逃れなくては！

　クマはマルコの娘であり、我が家のニャンコたちのママ・おばあちゃん。いつもこんな風にひなたぼっこしている。彼女は神経質なので、ちょっとでも近づきようものならすぐ怒る(笑)。そんな怒らなくても〜。

　今日は今年初めて、筍を収穫した。兄姉たちが集まったので筍が出ているか長姉が見に行ったら、まだ小さいのだが食べ頃を発見！
　早速、私はお煮しめの準備に。筍・ニンジン・れんこん・椎茸・鶏のささみ・こんにゃくを入れて、時間をかけてぐつぐつ煮た。初物だから両親の仏壇に真っ先にお供えした。あとは夕食のおかずにしようと思っていたのだが、茶の間には見事に兄たちが居座っていて、食べる？と尋ねたら彼らはお腹が空いているらしくガッツリ食べられてしまった(笑)。「うまい！うまい！」と誉めてくれたから、またみんなが来てるときに作ろうっと

　冷たい雨が降り続いた今日の最高気温は８℃だった。あまりにも寒すぎて風邪ひきそう。うーん。

　お酒にまつわる話が続いたので、今日は私のお酒のハナシ。
　私がお酒が美味しいと思ったのはいつからだろう。二十代の半ばぐらいからだろうか。二十歳ぐらいから友達の影響でウォッカやジンを飲むようになって、と言っても氷多めの１００％のオレンジジュースで割ったもので、それはいまだに好きで飲んでいる。リキュールは癖がないのが好きでですな。
　ここ何年かはスコッチなどの水割りも美味しいと思うようになったのだが、ウイスキーやバーボンは、高価なものが味に深みがあるんだってことがやっとわかってきた。なんか、普通に飲めちゃうと私って大人だわって実感しますな(笑)
　とは言うものの、実はお酒に弱く、すぐ真っ赤になって心臓がバクバクしちゃうので、本当に舐める程度なのだ。なんだ、大人の女になりきれてないじゃん(笑)。
　それでも、ひとりで飲むお酒も、誰かと飲むお酒も好きなのである。前にも書いたけれど私はお酒のつまみを冷蔵庫の残り物で作るのが好きで、一晩に何品も作っちゃったりするんですな。どんなに忙しくてもそういう時間が一日の終わりにあるとほっとできる。これは大人の醍醐味だよね。ちなみに、裸だったら何が悪いとはまだ言っていない。


昨夜観た作品は『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007年)
　南北戦争でゲリラとして参加し、その後ジェシー(ブラッド・ピット)とその兄フランクが率いるジェームズ一味が犯罪集団となって、全米にその名を知られていた。彼らが新たに列車強盗計画を企てているところに、ロバート(ケイシー・アフレック)が加わった。彼はジェシーら一味の活躍を新聞で知り、ジェシーに強い憧れを抱いていた。列車強盗の後、ロバートはジェシーの側で過ごすことになるのだが…。
　アメリカで最も有名なアウトロー、ジェシー・ジェームズと、彼を暗殺したロバート・フォードの実話です。暗殺に至るまでの出来事や、二人の葛藤を濃密なまでに描いていました。ジェシーはカリスマ性があり、たくさんの人たちから愛されていましたが、心の根底では誰を信じて生きればいいのだろうという弱さをいつも持ち合わせていたのではないでしょうか。人を信じられないことで孤独感を味わい、光と影の対照的な人生を歩んでいたのでしょうね。全編に渡り濃密な展開で三時間もある長い作品だったのですが、ちっとも退屈しませんでした。それから、会話と会話の間にある沈黙がとてもスリリングでした。