逢魔時奇譚【29話(55)】
笑顔で余裕綽々の邑楽は観客席の横田達を指差して話し掛けながら交戦するという余裕振りだ。観客席までも戦場としてしまう邑楽VS聖弥。
「横田さーん春日さーん青野さーん。ほんで後輩諸くーん。すまないけれど、ちょっち下がっていてくれるか〜い?本気出したあたしが皆さ〜んを巻き込まない保証はできないんでね〜」
「ハッハッハ☆了解だよ邑楽君!本気を出しまくって是非このまま神堂をボッコボコにしてちょ☆」
「ファイトだ邑楽君!私も此処に居る全員が邑楽君を応援しているから、神堂をギッタンギッタンにしてくれたまえ!」
「おっ。横田さん青野さんさんきゅ〜さんきゅ〜☆」
「横田ァ!青野ォ!てめぇらまとめて今此処でサタンの力で首跳ねてやっても良いんだからな!??」
「とか何とか言っちゃって〜本当はしないクセにね〜☆」
「ははは。子供だよね。いや、幼児かな?」
「てめぇらぁああ!!」
キィン!ガキィイン!
「くっそが…!!」
圧されっぱなしの聖弥に、観客席の天音が叫ぶ。
「兄貴ー!邑楽たいちょーは次ボーガンを出そうとしてるぜ!」
「うるせぇ!てめぇごときに言われなくたって気付いているっつーのボケ!!」
「何だよ!兄貴がボロカスにやられているから教えてやったんだろ!?兄貴のアホ!」
「ンだとてめぇ!!」
「んん〜??」