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62 現時点

それから今日の時点までは、電話で何度かやりとりはした。





下の子はちゃんと三井のマンションから学校に通っている。


私が帰った翌日。学校が始まった日。



三井は下の子から「○○○ちゃん、朝、下に居たよ」と聞いたらしい。



その翌日は見送りがてら行ってみたらたしかに。

学校まで送り迎えすると周りからの目があるからマンションで送り迎えしてもらっているらしい。




少し会話したそうだけど、会話はできる、大丈夫。


やっぱりパパが怖いからじゃない(笑)




ここで心配事が1つ。







お通夜や告別式にも来てくれて、何度もお泊りをして子供のメンタルを維持してくれていたお友達。



有り難い存在だと思っていたら、どうも厄介でもあるらしい。




学校に一緒に行ったり、一緒に遊んだりはする。

しかしお友達は他にも友達がいるという事で、学校ではその子は他の子と遊んだりし、そういった場合は三井の子は入れようとしないらしい。


帰ってきてからもそう。
お友達が他の子と遊ぶ場合は三井の子は誘わない。



昔はそうではなかったようで、心配して

「○○○ちゃんが居なくなったら困るし、他の子とも遊びなさい」と三井は言ったらしいけど聞かないらしい。



三井の子が人見知りをしてその子とばかり居るのかと思っていたらそうではなく、お友達の方が三井の子を独占しているらしい。




しかしそのくせ他の子とは自分は遊んで、その時は三井の子は入れないという質の悪さ。






冬休みが明けてマンションの一階で三井が娘を見かけた時、娘は同じ幼稚園の子達と居たらしい。



しかし同じ空間に居るだけ。

孤立していたらしい。



いつものお友達はインフルエンザでお休み。



他の子からしたらいつもあのお友達と居るくせに、インフルで居ないからって近づいてきて、、、というのがあるのだろうか。



女の子は特に、男の子と違ってグループの意識が強いし。




かと言って親が手を貸すものでもないし、困っている。








正さんとは三井は連絡をとっているらしい。

下の子の為にも上の子と遠ざけたままにする、週末も下の子は田中邸に泊まらせない方針にするようで、それは私もいい事だと思う。



上の子は辛抱強く、毎日説得するから待ってくれ、と。





ずっと田中家に居て、ますます田中家依存にならないか私は心配だけど。





そして、三井が苦笑いしていた話。


上の子は風邪をひいてるそうで。

病院に行かせたから、と正さんからお金を請求されたらしい。



今は自分が監護しているくせに、 直接買い与えてポイントになるもの以外にかかるお金は相変わらず出したくないらしい。







とりあえず今では三井はもう連休は終わり、仕事が始まっているはず。


下の子は大丈夫でしょう。



上の子は、、、   多分そのままでしょう。





三井は春から実家で同居するつもりでいる。

しかし上の子は田中家のままで、それだと意味が無いし、いつになったら三井の家に連れて行こうとするのだろう?


説得して帰ろうとするとは思えないし。


ただでさえ勉強が遅れているのに、そんなメンタルじゃ頭に入るわけがない。



本当にあの子の今後が心配です。

61 帰宅

マンション一階で、三井と私の会話が長引いた。



お母さんが降りてきた。





パパがお風呂に入れないといけないんだから、と。



それと、また上の子から電話があったらしい。


寂しさから下の子も巻き添えにしようとしてるらしい。





三井にフォローさせないといけない。






タクシーもちょうど来てくれたので私は乗り込み、帰宅した。

60 戦犯

私は腑に落ちない。


事の発端は、

家族4人でお互いの実家に行ったり外出していたのにママが乳がんになって落ち込み、ママが外に出る気が無くなってしまった事から始まる。




ママが行かないなら行かない。





子どもも外に出なくなり、上の子は元気が無くなる。



実家は、田中家なら嫁も気兼ねないから交流はそのまま、三井家は嫁を気遣って遠ざける。








子どもへの影響を考えず、目の前の嫁のフォローばかりを考えた結果、  田中家と三井家の割合のアンバランスさが、上の子が栄子さん依存になった戦犯だと思う。




ママ代わりになってしまった。









そしてその栄子さんは極度の甘やかしと、  ”自分は悪くない”と思って全て他人に原因があるとする性格であり、さらに思った事をすぐ口にしてしまう。





それによって 「パパはすぐ怒鳴る怖い人」 というイメージを作ってしまったように思える。










たしかに去年の終わりに田中家から帰ってこようとしない娘に対して電話で 「もう帰ってこなくていいから」 と言ったり、車から降りてこないで頭に来た。






けどその前から栄子さん依存で、 すぐに田中家に電話をかけて、車で駆けつける という構図だった。





元々 「パパが怖いから」 じゃなかった。









そもそも田中家は子どもの前でさえ思った事を口にしてしまう。




「もう〜、今度怒鳴られたらすぐに警察に連絡してもいいのよぅ〜」
「パパにぶっ飛ばされちゃうわよ〜。怖いわぁ〜」
「すぐ怒鳴るからビックリしちゃってるんだと思うのぅ」



と子どもに言ったり、子どもの前で言ったりするくらいだし。










昔だったら問題ではなかったような瞬間的な事でさえ、   「パパが怖いんでしょう? 他にも何かされた事あるの?」 とでも聞いて、 「お酒を呑んで大きな声を出した事がある」  という言葉を引っ張り出させ、

「だから子どもが怖がって帰ろうとしない」 という流れに強引に持って行っている。









そもそも  パパが怖いから帰りたくない   というのなら、田中家に行く事が確定した途端泣き止んでパパの側に置いてある物を取りに来るなんてできやしない。




パパが怖かったらパパの側に1人で来れない。











そう刷り込ませようとしている栄子さんのマリオネット。




正さんはそういう人だと思っていた。





しかしそうではないらしい。





時には


「お前は黙ってろ!」 と言うらしいし、


「お前がそうやって言うから子どもがパパを怖がるんだろ!」とも言っていたとか。





パパ恐怖症の”フリ”の戦犯が栄子さんにあるのを理解しているらしい。

59 そして話を聴く

上の子が帰ってくる前提で戻ってきた下の子が心配だった。



案の定上の子が向こうに戻った事を知って泣きそうになったが、笑わせたり気を紛らわせ、なんとか乗り越えた。





とりあえず大丈夫。









私はご飯だけ頂いてから帰る事にした。



ちょうど三井のお父さんが仕事帰りに来た。






とりあえずお父さんも、下の子もごきげんで良かった。
















三井はアルコールを呑んでいた為、タクシーで駅まで行く事になり、フロントまで来てもらった。





しかしその前に、まず下の子が居ない所で話を聴く事に。












話というのは、「正さんはこう思ってこう言ったんだろうけど」みたいに推測した事を交えて語られてもどうも分かりづらい。



結局のところ、そのセリフを実際に正さんが言ったのかどうか というのが分かりづらいから。




なので実際に言った事だけを語ってもらった。









そうすると、今までが推測も含んで歪められていたのか、それとも冬休み終わりという土壇場になって変わったのか、どうも今まで感じていた正さんのイメージと違う。












田中家も、お母さんも、 特に栄子さんは「三井がすぐ怒るから怯えてしまって子どもは家に帰らない」という解釈をして三井を責めている。




皆にそう言われ、子どもも実際泣きじゃくっているから腰が引けている。









泣き叫びながら玄関から出ようとした時の事を私は責めた。


正さんが外からドアを開けさせないよう押していたようだけど、正さん任せにし過ぎ。
何故自分も家に入れようとしなかったのかと。




すごい力で抵抗された、と言って臆していた。





これ以上子どもに嫌われたくない、と思ったんだろうか。


自らの行動力が足りなすぎると思う。



それだと正さんからしても三井に任せても仕方ないと思って自分が主導権を握ろうとしてしまう。












しかし、私は腑に落ちない。

58 我慢比べ

ひたすら泣く上の子。


ひたすらUNOをする私(笑)


娘が尋常じゃないくらい泣き、正さんからもお母さんからも操り人形にされてオロオロする三井。








アドバイスにしても行動にしても、何か求められればするけど、求めてこないならとりあえず結果だけ聴く事に決めていた。








正さんはわりと強行に行こうとしているっぽい。





リビングまで聴こえてきた声で推測すると、強引に突っぱねて、上の子が泣きながら玄関から出ようとしているのを正さんが扉を開けさせないように抑えていたらしい。










「おーとーうーさーーーん! おーとーうーさーーーん!! あーけーてーーーー!」






お父さん というのが気になって仕方ないけど、後から思うとこれは元々、正さんが言わせていたというよりもママが実の親だから「お父さん」って言っていたのを真似した結果だろう。






余り物で上手に料理できていたし、生前はわりといいママをしていたのかと思っていたけど厄介な面もあったんだな、と思った。















何分くらい泣いていたんだろう?




30分泣いただろうか?







心理学を心得ているわけではない、ただの素人の考えだけど、これはかなりの賭けだと思う。







最終的に大人の方が根負けしたら逆効果な気がする。





吊り橋効果というか、徹底的に不安になって、最終的に田中家の胸に飛び込むという形。



危険だと思う。











そして、






結局正さんの心が折れたらしい(苦笑








そして、どうも最終的には


仕方ないからしばらくの間は田中家から、車で送り迎えをして学校は通わせる、という話になったらしい。





これもまた、主導権は完全に田中家。








三井は 精神科に連れて行くべきかと提案もしたそうだけど、   それはまだ待ってくれ、私に任せてくれ と正さんが言ったようで。












泣き止んで表情の無い上の子は持っていく荷物をかき集めるのに、たまにリビングにも来ていた。



三井が座っている側にあった宿題か何かを回収するのに。










そして結局上の子はまたまた田中家に戻っていった。
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