grgr
2020/2/27 Thu 00:21
初めてのプロメアをマサラ上映で見た話(途中ネタバレあり)

こないだ初めてプロメアを見てきました。以前併せ(この言葉ももう馴染んできた)でご一緒した方が、誘ってくださって実現した。
はじめ「マサラ上映なんですけど大丈夫ですか?」って言われた時、よくわからず「全然大丈夫ですよー!!!!(威勢がいい)」と答えたけど、あの時の私は間違ってなんかなかったと言う話をしていく。

プロメアは前知識として、ガロリオ、三角、ピンクと緑、TRIGGER、戦うってことは知ってた。
声優も知らずに、まーーーーーでもだいじょうぶっしょ!!!!!と気軽やった。その時は。

旅のしおりのようなものをご一緒するフォロワーさんに作ってもらってもらって(ありがたや)、その情報によるとクラッカーがあると楽しいらしいということで4個入りのクラッカーを一袋購入。紙吹雪を作ってくるとフォロワーさんが言っていたが、よくわからず、クラッカーもどこで鳴らすかわからんし、まあこんだけでええやろと思ってた。(今思ったらめちゃくちゃ舐めてる。)

そして当日、前日まで体調が悪くて大丈夫かな?と思ってたけど体調も良く、万全の状態でフォロワーさんと待ち合わせた。わがままを言って上映の前後にお茶しながら話してもらうことになっていた。
予定より早く合流してモスバーガーへ。マクドのご飯バーガーの話をお父さんとしたときに「モスの方が美味しい」と言う情報を得たので、ご飯バーガーモスver.を食べることに。

ちなみに味の感想としては、マクドのご飯バーガーはパン用に作られたものを味の濃いご飯に挟まれているので、ご飯と合うものも限られてくるし、味濃い濃い同士で休む暇もなくサンドバックにされてる気分やった。けどモスのは、ちゃんとご飯用の具と味もそんなに濃くないご飯やったので、ちょうどよかった。ただ両方で思ったことは、これ新手のおにぎりじゃね?ってこと。

ご飯バーガーはさておき、そのモスで色々話を聞いたりしてるうちに楽しみと同時に緊張が湧き上がってきて、ドキドキワクワクしてきた。
プロメアも応援上映系も初めてで、盛りだくさんすぎたので待ち遠しいが大きいけど、作法を間違える恐怖的な、茶道の教室初めて行った時「気楽にしてて大丈夫ですよ」と顔合わせ程度やから言われるけど脳内ではあれ?三回回すんやっけ??とか考えてる感じに近い。

時間が近づいてきていたので会場の映画館に向かった。
なんとなんと、その映画館が潰れるから、最後に昔のやつとか色々人気やったやつ流すで〜!的な上映やったみたいで、めちゃくちゃ古い映画館やった。壁の一部が今まで流してきた映画のタイトルが書かれた付箋で埋め尽くされてたり、今までこの日に何上映してましたとかが表にしてたり、館内の映像とかが流されてたりして、初めて行った映画館やったのに無くなるのがめちゃくちゃ悲しくなった。ただ発券機はクソやった。

フォロワーさんのフォロワーさんとかとお話ししながら待っていると、近くで紙吹雪を一枚ずつ周りに配ってる人がおって、いやわからん、どゆこと????と思って見てたら(多分ガン見してしまっていたのかも知れない)、「これいります??」といただいた。見てみるとおっきい紙吹雪にハンコでガロ押してるやつとリオ押してるやつやって、かわいい!!!!とありがたく頂戴した。この二人は知ってるぞ〜!とニコニコしていたら、多分紙吹雪くれた人の知り合いの人が、「プロメアポリス行ってきたんです〜!」とプロメアポリスのお土産をくれた。冷静な頭でこれはシュテルンビルト的なことか?架空の都市の話か?と考えていたことを許してほしい。だってまだ未視聴やから……
周りにいっぱいレイヤーさんもいて、「あのキャラが出てくるんやな〜」と思いながら眺めていた。なんだか一人だけ違う世界から来て、世界の常識とかわからんから静かに観察してるような、不思議な気分になった。多分みんな当たり前にプロメアが好きな人ばっかりで、初めてみる人は他にいないんだろうなとわかる感じ。だってもうほぼオフ会みたいになってたし。こりゃフォロワーさんおらんかったら来れんかったな……と思った。

映画館は10分前からしか会場に入れんくて、それまでおしゃべりしながら待ってたけど、わりと周り見渡してソワソワしてたらすぐやった。
ジュースはLサイズを買った。フォロワーさんのフォロワーさんがそれくらいないと!!と言ってたので買ったけど、買った後からいや多分応援で声出すからやんね???私いる????と後悔した。
会場に入って席について、席を整えた。クラッカーを30本無いくらいもらって、鳴らすかなあ、と思いながら受け取った。ちなみにフォロワーさんは140本クラッカーを持ってきていた。



ここからプロメアの感想も混ざる!!!!


いやほんまにびっくりした。まず始まった瞬間からそこら中でクラッカーと紙吹雪が舞っててびびった。みんなわりとポップコーン食べる頻度くらいで鳴らしたり株吹雪投げたりしてて、情報過多やった。
特にはじめはびっくりしてるのが大きくてよくわからんまま話が進んでいった。始まりは感情と一緒に火が出てくるバーニッシュという特異体質についてに導入やった。その時もみんな応援してた。合いの手とか入れたり、火が出る音と一緒にクラッカー鳴らしたり。火薬の匂いが充満していて、本当に火がおきてるみたいでドキドキした。
そして名前紹介の時もみんな紙吹雪とかクラッカーとかタンバリンとかいろんなもので盛り上げてた。あとキンブレ。
情報過多すぎてほんまに最初の方の記憶がない。だから、感じた概要だけの感想。

権力と被差別の二つの柱があって、権力は四角、被差別は三角で表されているような感じ。
権力は厳格で、マイノリティの排除を行う。
その被差別・マイノリティであるのがプロメアの根幹となる設定に関係するバーニッシュ。彼らは、感情とともに発作的に火を出してしまう。また、火自身の声が聞こえると言い、火が燃えたいと叫んでいるという。バーニッシュ達は自分たちの体質に誇りを持っている。ここがなんだかインディアンとか、ユダヤとか、そういう感じがした。被差別側は、感情によって炎を発生してしまう、「動物」に近い、人間とは違う生き物であるとバーニッシュ以外は思ってる。
例えばガロ。リオに、バーニッシュでも食べるんだな、とか普通に言っちゃう。差別してる意識はないけど、ガロの中では、バーニッシュ=犯罪者予備軍という図式が成り立ってる様子。でもそれもそのはず。彼の職業はバーニッシュの炎を消す消防隊。彼らと接するときは、いつも被害が出ないように消す!それが彼の中での正義。
その正義が揺らぐのが、リオとの出会い。リオは初めこそ敵!!!という感じであったが、バーニッシュの間のやりとりとかをみるうちに、ガロはバーニッシュも人間だという当たり前のことに少しは気づく。それに追い討ちをかけるように、リオは国がバーニッシュを人体実験に用いているという。
ガロにとって、国の長であるクレイは命の恩人で、そんなことは信じれんかったけど、クレイあっさり白状した上にあやつガロにずっとお前が鬱陶しかったとかいうしやばい。選民思想バリバリ。だってもう地球やばいから1万人くらい連れてにげよーぜ〜とか言うし。いや少な!!!!!!お前人をより分けられる立場とお思いで??????侵略者であり独裁者であり権力者。であった。
ガロは激怒した。嘘。する前に気絶させられたし、周りには反逆罪で捕まったとか言われるし、いやほんまくそな国ランキング1位やで。私気絶させられた上に反逆罪とか吹聴されたらクソ国ランキングの応募券集めまくって組織票入れんで。そんくらいくそ。
オリとかも四角で床も四角。しかも床は三角二つ合わさった四角でもう権力のもとに縛られたバーニッシュの上に成り立っていた社会のメタファー。(勝手に言ってる)
でもガロはマジ根はいいやつやからさ(まあだからこそあけすけに差別しちゃうんやけど)自分が救おうとするわけよ。暴走するリオも火消しでがんばんのよ。なぜかって言ったらリオの誇りで、「バーニッシュは無駄な人殺しはせん(をなんかもっとかっこよく言ってた)」って言うのがあって、それを破ろうとしていたから。お前同じ土俵に立ったらあかん!!!!言うてリオはハッとするんよ。(ごめんこんなに堂々と言ってるけど、ここら辺の記憶曖昧。ほんまはすぐ感想書きたかったのにやることしてたら記憶薄れてる。悔しい。)ほんでバーニッシュであることを尊重しながら人として自分を尊重してくれるガロをリオは信じようかな〜ってなるんよな〜(もっとかっこいい感じで)
二人って正反対なんよ。静と動、火と水。でも、互いに尊重しあって、二人で合体したロボットに、ガロは初めリオデガロってつけて、リオは次に、ガロデリオってつけんのよ。二人は互いを対等な人間としてあつかうんよ。差別からの解放という、調和という第3の軸が現れるわけよ。

ほんでからびっくり、まさかのクレイ、バーニッシュ事件。自分がバーニッシュだからこそ、余計に憎くて恐ろしい存在と感じたのかな、とアドルフに継ぐを思い出して考えた。
アドルフに継ぐは、手塚治虫の漫画で私が一番大好きな漫画なのでみんなにぜひ読んでほしいねんけどここで壮大なネタバレをするとヒトラーがユダヤ人であるという設定の話なんよ。
なんか今回のプロメアではそれを思い出して、時代を経てこうやって繰り返し描かれる物語は重要な意味があるなと、改て大ヒットの一要因がわかったような気がした。
ガロはそんな哀れな権力者(アドルフに継ぐにめちゃくちゃ影響受けてるのでクレイもそういうように見えています。すみません。)クレイさえも救うと言い、結果地球も救う。(めちゃくちゃ話すっ飛ばしてる)
詳細は見て。わかるから。こんだけネタバレしといてなんやけど、前情報あってもおもろいと思う。
そして象徴的なのがさ、それまで権力に支配されていた世界の光のフレアはずっと四角なんよ。でも、地球を救う戦いの後、光のフレアが丸になるんよ。四角でもなく、三角でもなく、丸なんよ……権力も、被差別もない、まっさらな、まん丸な世界がこれから始まるんだという、始まりの物語やった。

そしてクラッカーの話をここですると、30個は足りんかった。せめて50は欲しいかもしらん。
マサラ上映に行く方は、50個はせめてクラッカーを持っていくようにしてください。2、3回目やったらもっといるかも。なめたらあかん。
ハッピーになって鳴らしてしまうねん。祭りやった。
とても楽しく、そのあとのご飯会でちょっと泣くくらいにはプロメア面白かった……また見たい……









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