歌はミチシルベだ。

島津亜矢さんの命の別名(原曲:中島みゆき)を聴いて
圧倒的過ぎて、鳥肌立つと云うべきか頭の中の靄が
声圧で吹き飛ばされた。

https://youtu.be/MSFc20hrI7o

疲れていたり、変に心がもやもやしてきたときはこの歌を
聴いてリセットするようにしている。

病みやすい人間は自分の生きる意味を頻繁に問いかけたがる。
答えを聴いて、自分の心の落としどころを見つけたいから。
「心」という誰もが持っているが、決して手で触れることが出来ない・眼で見ることが出来ない不確かな持ち物の置き場所を知っておきたいから。

答えなんてないのに、励ましの言葉が欲しいわけではないのに。
自分でその「場所」を知っておきたいだけなのに。


本来、人間は生きる意味や目的を知らない。何の為だれの為に生きる、という答えの出ない問題をカムフラージュするために薄っぺらい価値観を押し付けられて、どれが本物なのか、正しいのか、正義か悪かわからない、虚偽と偽善の中で生きている。

生きる意味?目的?未来?
1日、1時間1分1秒の積み重ねで人間は今まで生きてきた。
同じようにこれからも。
本当は悩むことに意味なんてない、天気でいうなれば晴れていた空から急に雨が降ったり曇ったりするような一過性の現象。心も生きているから。

結局のところは1分1秒を一生懸命生きていくしかないんだと、
この歌はささやかな光を見せてくれる。


09/02 00:59
(0)




・・・・


-エムブロ-