危うくも、メンタルのほうで2度目のドクターストップがかかりそうな旦那。

人生このまま社畜で終わるのかという絶望と、糸が切れていつ会社を辞めることになるかも分からないという将来的な不安から、近いうちサイドビジネスを始めようと旦那が群馬県のほうに土地を購入しまして、この連休を利用して2人で見に行ってきました。

もともとは仙台あたりで探していたのですが、結局のところご縁が無かったというか、希望に沿うところがうまく見つけられず、遠く群馬のほうで始めることになったわけです。

ビジネスを始める前に、まずは残されたままである建物の撤去をしなければなりません。個人事業を営んでいた建物で、その事業主は数年前にお亡くなりになられており、内部も物が散乱、放置されたままの状態でした。

事務所が2階にありまして、先に旦那が上がっていき、それに私も続こうとした時のことだったんですけれども、膝から下がもう何かに撫で回されているような感じがして一時上がれなかったんですよ。ただの階段なんですけど、まるで草原の中を歩いているような、異物感が凄かったんですね。

ようやく階段を上がり切って事務所に入りましたら、そこには業務に関わる大量の書類や冊子と家財のほかに、事業主と思われる人物の若かりし頃の写真やネガまで大量に放置されたままだったんです。「ああ、これかな?」と思いました。

これは推測ですが、この亡くなった事業主が賃貸物件か何かに住んでいて、退去整理にあたり遺品や粗大ゴミなどの処分に困ったものを、誰かがとりあえずここへ運んだものと思うのです。

はじめ旦那は自分で片づけられるところは片づけたいと言っていたんですけれど、こういった経緯から私はそれに反対しまして、内部の片づけも全て専門の業者に依頼することでとりあえず納得してくれました。

人口減少が進むこの国では空き家問題が年々深刻化しているため、こういった状況もまた避けられないのだと思います。私たち夫婦も今のところ子供がおりませんし、他人事ではないですよね。

土地を見た後で、かねてより興味がありました珍宝館へ行きました。

あの館長さんの話ときたら、それはそれは照れくさく、いちおう上品に口もとを覆いながらも腹底から笑うことが出来ました。

うちは既にセックスレス状態で、めでたいかな自分にも性欲が無いから特に悩むといったことも無く、これはこれで快適な毎日を過ごしているんですけれども、だけど行って良かったなあって思いましたね(笑)




せっかく北関東を訪れましたので茨城県のほうへも足を運んでみました。自分の先祖がもとは茨城の人なので、全く関係の無い土地でもないから自分としても感慨深いものがありました。

これは小学生時代の出来事だったのですが、当時仲良くしていた友人の親から「ギルドちゃんのお父さんは何をしている人なの?」と尋ねられ、母子家庭であることを隠していた私はとっさに「お父さんは茨城に出稼ぎに行っている」と答えたんですよ。

あの時は本当に適当に答えただけだったんですけど、成人してから父方の先祖が茨城からきているという話を聞かされて非常に驚いたことがありました。私についてくれている守護霊様が父方4代前の女性だと教えて頂いたこともあって、とっさに答えた背景にはそれも関係があったのかなと思っています。

茨城を訪れたのはこれが2度目で、まだ二十歳そこそこだった頃に当時交際をしていた元カレが大学を卒業して茨城の原子力会社に就職をしたので、その関係で訪れたことがありました。結局はいろいろあって破局になってしまったけれども、もしあのまま彼に嫁いでいたら、今ごろ私は懐リッチな夫人だったのではないかと思いますね(笑)

原子力会社って給料が高いですから。入社してから幾ばくも経たないうちに彼が「貯金が300万貯まった〜」とか自慢こいてましたからね・・・。

旅のあいだ、旦那が持っていた株主優待券を使わなければならないという桐谷さん状態の事情から、ほぼ毎食肉料理と言ってもいいくらい肉料理を食べていたんですよ。

それに付いてくるサラダもしっかり食べましたけれど、こうも肉料理が続きますと、体はしっかりとノーサインを示してくれるんですね。

もうとにかく和食・・・自分で作った味噌汁が飲みたくてどうしようもなくなり、帰宅後は着替えもしないで台所へ直行。味噌汁を作り、魚を焼いて、冷蔵庫から納豆を出して、貪るように食べたのでした。




「ろぺのあとりえ」のろぺさんから、またしても絵を購入してしまいました。

普段は物欲ってほとんど無いんですけれども、今回はちょっと我慢できなかったかな・・・。まあ、たまには自分のためのお買い物も良いですよね。

だけど、もうこれ以上は買わないつもりです。置くところに困るもの。今のところ円卓に2作品どちらも置いてるんですよ。どちらもお気に入り過ぎるので。さすがにもうこれ以上は置けないし、円卓以外に置きたくもないという、変なこだわりもあって。

同封されていた手紙に「ギルドさんお久しぶりです。アオちゃんのことは大切にしてくれていますか?」と書かれていて、いやいやいやあああああ円卓に置いて毎日見ているよおおおおおって、手紙を読みながら一人しんみりとしておりました。