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ウィッチ オブ ウィッチ...?

ブレイジェル「マジエル様!マジエル様!何処に居られますか!?」
ヒカル「どうされましたか、ブレイジェル様?」
ブレイジェル「おお、サ...いやヒカル、マジエル様を見掛けなかったか?」
ここは天空の魔法神殿。魔法使いの一族が住まう場所だ。
天空勇者ブレイジェルが柄にもなく大声を張り上げているのを見て誰もが何事かと思う。
ヒカル「マジエル様...ですか?本日は大瞑想の日で奥の神殿に居られるハズでは?」
ブレイジェル「それが居らんのだ!全く...あのお方は!」
マジエル...全ての魔法使いの頂点に立つ存在。慈悲深く、慈愛に満ちた魔女。それでいて気さくな人柄は誰からも好かれた。

....たった1つ...イタズラ好きで、こっそり神殿を抜け出す癖がなければ。


マジエル「ハッハッハァ!今頃ブレイジェルの奴、慌てとるじゃろうのぅ。」
マジレンジャー達が乗るスカイホーキーのプロトタイプとも言えるハンドルの着いた魔法のホウキに跨がったマジエルの衣裳と言えば...銀色のスパンデックスに黒いトンガリ帽子と言う出で立ち。

マジエル「アバクラタラリン・クラクラ・マカシン!」そう言うと魔法のホウキは一気に加速して地上へ向かって行った。



アサコ「はーい、みんな気をつけて帰るのよー!」
東町小学校...教師となった小原アサコは母校に赴任していた。
アサコ「...全く、世話の掛かる子ばっかり。でも...」
口に出した言葉とは裏腹にアサコは嬉しそうな笑みを浮かべていた。
アサコ「...ん?」
ふと見上げた空...その視界の端に奇妙な...いや、見覚えのある物が見えた...気がした。
アサコ「え...まさか?そんなはずないよ、ね?」
子供の頃の騒がしくも楽しい思い出が浮かぶ。
アサコ「ベルバラ?」


マジエル(ベルバラ)「オヤオヤ気づいたみたいだね。諭い子だとは思ってたが、目も良かったかねぇ?」
その目に捉えていたアサコは校舎に向かっていた。
ベルバラ「んん?どこいく気だい?」
暫くすると校舎の屋上にアサコが現れた。何やら手を振っている。
ベルバラ「下りてこいってのかい?アタシに会いたいなんて言ってくれるなんて嬉しいじゃないか!」

嬉々としてアサコの元に向かうベルバラ...だったが、何やら様子がおかしい。アサコの眉はつり上がっていたのだ。
ベルバラ「おんやぁ?怒ってるのかい、あの子は?」
アサコ「ベルバラ!!」
明らかに怒っていた。
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