毎月、アメコミ邦訳がどんどん出て追いかけるのも困難ですが、今後の邦訳に面白い流れが。
今月末に「Ms.マーベル:もうフツーじゃないの」と言う変わったタイトルが出版される。
Ms.マーベル(カマラ・カーン)はティーンエイジャーの少女。偶然からスーパーパワーを授かった彼女は、スーパーヒロインとなって戦う事を決意した。

これだけならフツー。でも彼女は重度のヒーローオタクで日本で言うところの腐女子だったのだ! パワーを授かったヒーローオタク...。確かにフツーじゃない(笑)
あと、彼女のアイデンティティーとして珍しいと言うか、よくこの時期にその設定を盛り込んだなぁ…と思うのが、彼女は「イスラム教徒」であると言う点。コミックの中でも日本ほど宗教感に多様性が無いアメリカで、この設定はチャレンジャーだなぁ…と。さておき。邦訳タイトルが変わってんな〜、と思ってたら…。

「グウェンプール:こっちの世界におじゃましま〜す」
「絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド」
…をい。

ふざけたタイトルが並んでんな!
どっちもティーンエイジャーヒロインだよ!あれか?アメコミ好き以外にも手に取って欲しいのかな?特にスクイレルガールの副題の「けものがフレンド」って狙いすぎだろ!?けものって言っても「スクイレル」だからリスだけじゃないのか?
グウェンプールにしても、三次元の女の子がコミックの中に入っていき、マーベルキャラ達に接触したら不審人物扱いされる(設定やらを知ってる、謂わば神視点になってる為)そんなお話。
スクイレルガールは…なんと言うか。シリアスなストーリーマンガのキャラはどれだけ頑張ってもギャグマンガのキャラとは勝負にならないですよね?スクイレルガールって、そういうキャラです。どれだけシリアス系の悪役が強かろうと、ギャグキャラ寄りの彼女には勝てないと言う…(笑)

で、更にこの三冊を買うとキャンペーンでもう一冊。
「ギャラクタ:パパは宇宙魔神」と言うのが応募者全員プレゼントされるらしい。
来たよギャラクタ。黒髪ロングのメガネっ娘。その正体は星を喰らう旧き宇宙魔神「ギャラクタス」の娘だった!
パパみたいに惑星は食べたくないから家出?して地球に住んでるけど、どうしても腹ペコになっちゃう。そこで地球に攻めてくる宇宙人を食べてやり過ごしていたのだが...。

うーん、アメコミ美少女ブランドでも立ち上げるんかい?既にスパイダーグウェンも出てるし...。