星ヶ丘大学放送部の一大イベント、丸の池ステージまでもう日はない。土曜も日曜も昼も夜もない準備は、各班、それぞれに詰めの段階に入っていた。
それは朝霞班にしても例外ではなく。はみ出し者の流刑地という班の性質上、練習環境や割り振られたタイムテーブルなんかは一見不遇だけど、ステージをやる権利が剥奪されてないだけマシだ。
「朝霞クーン、次の段取りどうなったんだっけー? 昨日また考えるって言ってたよねよね〜」
「ああ、それは家で図に書いて――」
ぴょーん
どうもこんばんは、エコです。
2階から1階に降りたときの温度差が涼しく感じる夏。
風通しも違うよねえ。些細なことだけど。30度が涼しく感じるとかどうかしてるわ
さて。
久々にマトモなMMP話だったような気がします。
圭斗さん単体で出ることはありましたが、最近は本当にご無沙汰…?
MMPの括りの話っていつ振りかしら。
なんだ、10日か。思ったより経ってなかった。
でもそれも神崎とりっちゃんのお話っていうね。
……菜月さんとノサカは?
ああ、さらに2日遡るのね。
2週間近くナツノサがいないナノスパか……
罪な朝霞Pである
「ねえりっちゃんこーた、何かノサカの弱み握っとらん?」
またしかし物騒な頼みごとですねヒロさんは。よくよく考えなくてもそれをネタに野坂さんを脅してテスト対策を何とかしようという魂胆でしょう、さすがの薄っぺらさですね。
「野坂の弱みだったら、講義中や休み時間も一緒にいるヒロの方が多く持ってンじャないスかねェー」
「ノサカ鈍いからちょっとやそっとじゃダメージ食らわんのやよ! 何か致命的なヤツちょーだい!」
「致命的なヤツすか……ンなモンがあったら自分が欲しースわ」
「そもそもヒロさんは、野坂さんの弱みを握って何をしようと?」