「いやあ、今日はりっちゃんの日だったね」
「菜月先輩も認めるだけあるわ」
「そーやろりっちゃんはさすがなんやよ!」
「何でアンタが威張ってんのヒロ」
春の番組制作会を終え、会場となった星大でそのまま反省会となったのは良かった。と言うか、反省会とは名ばかりで、律を讃える会になってますよね! ちきしょう律め!
どうして律がこの制作会で元々高めの株をストップ高状態にまで爆上げしたのかと言うと、俺たち対策委員が仕掛けたラブ&ピースを堂々を受け止め、倍返しにしてきたからだ。
今日は向島インターフェイス放送委員会としては久し振りの活動になる春の番組制作会。現対策委員にとっては最後のイベントだし、新しい対策委員も引継ついでに運営を手伝ってくれる。
今回の会場は星大。初心者講習会の時と同じ要領で講義に使う教室をひとつまるまる借り切った。勝手知ったる星大勢がミキサー陣を率いて機材の準備をしていく中、アナウンサーはその他の準備を。
「おらァっ! 機材通るよー!」
「あ、啓子さんここジャマだね」
「そうだね。しかしつばめはいつ見ても勇ましいな」