「やァー、ミドリ。年末ぶりス」
「りっちゃん先輩……お疲れさまです」
指定されたカフェに入って、奥の方の席に見つけたりっちゃん先輩にぺこりとお辞儀をすると、座るように促され、メニューを見せてくれる。あ、ほうじ茶ラテがある。これにしよーっと。
「ところでりっちゃん先輩、結局あの後烏丸さんはどうでしたか」
「まァー、冴が戻るまで1週間くらいスか、うちに居候してやしたね。ま、家のコトとか手伝ってくれたンで、それはそれで」
「そうですか。って言うかりっちゃん先輩の家の人が寛容なんですかねー?」
「そうなンすかねェー」