「それっ」
「サッチーナイッシュ!」
「はい、休憩ー!」

 ゲーム終了の笛が鳴れば、思い思いの休憩スタイルを取っていく。ステージに座る奴もいるし、体を軽く動かす奴もいる。今回の俺は、最後にシュートを決めた三浦に声をかけに行く。

「三浦、お前この1年で何だかんだ上手くなったよな」
「鵠沼コーチの教えが良かったんだよー」
「いや、お前いろんな人に聞いたりしてやってただろ、それが結果出始めてんじゃん?」