男子禁制、女子の園。俺とヒロ、それからこーたの3人はは青葉女学園大学にやってきました。青女さんの学祭が間近だということで、その手伝いという名目だ。と言うか、俺とこーたはヒロに巻き込まれましたよね。
 何か、ヒロが啓子さんに青女の学祭についていろいろ聞き回ってたんだよな。そしたら、流れで手伝うことになっていたと。いやいやちょっと待てとは思ったけど、人助けやよとか意味のわからないことを言われて押し切られたのだ。

「それじゃあ向島勢いい? 今日の作業工程はこんな感じだから」
「本格的な工事現場みたいだな」
「作業するのに計画を立てるのは基本だからね。進捗の遅れは命取り」
「さすがKちゃんやよ!」