「よし、それじゃあ1回試しに実戦形式での合わせをしてみようか」
「お願いしやーす」
「いやあ、やっぱり菜月さんがいると安定感が凄いね」
「さすが菜月先輩ですッ!」

 今日はオープンキャンパス前最後の特別活動日。夏休み中の特別活動には初めて参加する菜月さんだけど、やっぱり菜月さんがいると一本芯が通ると言うか、違うなと。これまでのぐだぐだは一体何だったんだって思うけど、僕は放送の実戦的なところで引っ張ることは出来ないからね。
 これまで相方のりっちゃんと顔を合わせての打ち合わせが出来ていなかったということで、菜月さんは我先にとマイクスタンドを立てて、今日は自分に練習時間を下さいと主張してきた。きっと彼女は自分たち以外の3ペアがしっかり打ち合わせをして実戦練習もしっかりやっていると思っているのだろう。