傍にいてもいいですか？


話題:好き。


「俺、ももたろの性格好きやで」

はじめて聞いたよ
ずっと不安だったよ

お気に入りだと言われたあの日から少しは前進できたのかな

前まで
しんどくなったら逃げろよ
とか
笑顔だけはかわいいのにね
とか

散々突き放してたのに

この間はちがって

一週間以上あいて久々に連絡をくれたちーさんは

「俺めんどくさいやつやから
ももたろの思い通りに行かないことのが多いとおもうけど頑張ってよ」って笑いながら言った


「がんばりますよ、というか勝手に好きでいますよ」


付き合いはじめにもおんなじ会話したなーって思いながらおんなじ返しをした

でも前と少しちがうのは
頑張ってよの響きにからかいがまじってなかったのと

ちーさんはその日一度も私を遠ざける発現をしなかったってこと


いきなりの変化
なにかあったのかな
それとも気まぐれかな

でもどうであったとしても
それがすごく嬉しくて
泣きそうだった



ちーさんはお祭り人間で
過去の女の人関係もわりとひどくて
いろいろと顔も広い
やから正直不安だった

そんなたくさんのちーさん交友関係の中で
自分が埋もれてしまうんやないかって

その他大勢にはいっていつか忘れられてしまうんやないかって

でも、広そうに見えるけどきちんと線は引いてて
深く付き合う人は少ないってちーさんはいいきった

私もその一部にはいってますか

って半ば賭けに近い気持ちできいたら

入ってるよって言ってくれた

なんであの時告白を受け入れてくれたのか
結局それはわからないけど

でも、すくなくとも特別にはいれてるなら
あの時から一歩前進できたのかなって思う



すきです
きっとこれからもずっとだいすきです






ありんこ速度でいいから
少しづつちーさんに近づいていけますように