バイク選びのときめき、忘れていませんか?

忘れていません。

お金が無いだけです。

不景気のばか。

くだらない

くだらないブログだ。

何の役にも立ちゃしないや。

やっている意味がわからん。

長い文章って読むのめんどくさい?

最近、キーボードで打ってるから文章が長いよね。
ケータイ打だとかったるくて長く打てないけどキーボードだと快適で。

長いと読む気なくなるモノですか?

和代 

ちょうど真由美との関係が切れたころだったかその前後に同期の女の子たちと飲む機会があった。俺たちは男も女もシフトだったので、なかなか一緒になる機会が無かったし、女性は門限つきの寮だったので、よっぽどうまくやっているやつら以外は遅くまで飲んで回る者もなかった。そんな中寮の管理人が外出で遅くなる情報を聞き、彼女らと飲みに行くことになった。当然だがその中に京子はいなかった。

ほとんどが東北から出てきた女の子で、みんなおとなしい子ばかりだったけれど、その中でひときわおとなしくて目立たなかったのが和代だった。色が白くて背が高く、そのせいかすこし猫背気味だけど、瞳が大きくて美人だった。入社して2年たっていたけど話をするのは初めてと言ってもいいぐらいだった。最初のうちは何か聞いても「うん」「え〜」程度しか反応が無かったけれど、だんだん打ち解けるにしたがって彼女があまり話さない理由がわかってきた。彼女には少し訛りがあってそれが恥ずかしかったようだ。酒が進むにつれて彼女は饒舌になり、いつしか二人で離れて話し込んでいた。

後日、そのときの状況を仕事場の同僚に冷やかされた。反応としては、あのおとなしい和代と何を話していたかに集中したけれど、俺は「普通の子だよ」とだけ話した。彼女との話題は事実、普通の話だったし、特別珍しいものでもなかったけれど、俺にいろいろ話してくれたのはなんだかうれしかったし、何しろ酒のせいかちょっと潤んででトロンとした目が色っぽかった。ただ、後日彼女と顔をあわせたときはまるで何も無かったように軽く会釈程度でそっけなかったのが少しショックだった。

駅前の電話ボックスで電話をかけている和代に会ったのは前の飲み会から1ヵ月半ぐらい立ったころだった。こちらは仕事上がりで車、向こうはもっと早くに上がるシフトだったと思う。一緒に飲みに来た友達が酔っ払って、知らない男たちにちょっかい出されて寮の仲間に助けを求めるところだった。とりあえず店に入って酔っ払っている友達を拾い、寮まで送ることにした。友達のほうは立っていられなくなっていて「ロウモ スビバセン」とか言っていた。ずいぶん飲まされたらしい友達を部屋に上げると和代はまた降りてきて礼を言った。それから俺たちは自販機で缶ビールを買って近くの公園で話し込んだ。俺は「ちゅうしていい?」と聞いた。彼女は「だめぇ 私、酔っ払ってしまっているからぁ」と言った。ちょっと訛っていた。そこにちょっとやられた。
俺たちはビールの味のするちゅうをした。彼女のピンク色の頬と白い喉が街灯に照らされてきれいに見えた。



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19歳の真由美

久しぶりに、本当に久しぶりに隣駅の商店街を車で通った。たまたま工事中の道を迂回して通っただけだった。そこで真由美に会った。19歳で美容師の専門学校生になてっいた。

暇だというので車に乗せた。お互いに他所他所しく、気のない振りをして色々話したけれど昔付き合っていた頃の話はしなかった。あの頃真由美は私立の進学校に通っていたが、親の勧めで美容師の専門学校に進んだ。親は相変わらず仲が悪いけどまだ離婚はしていないと言っていた。その日は俺に用事があったので、翌週の休みにドライブに行く約束だけして1時間ぐらいで別れた。

翌週の日曜日に例の駅前で真由美を待った。ほぼ時間通りに現れた真由美はフワッとしたワンピースにウエーブのかかった長い髪がちょっと大人っぽく見えた。なにしろきっちり化粧をしている真由美を初めて見た。きれいだと思った。

車で2時間ぐらいの湖あたりを適当にドライブしていた。名物のうどんとか、アイスクリームとかそんなのを食べたりしながらフツーのデートをした。昔の話もちょっとした。彼女は「悪い思い出ばかりじゃないよ。」と言ってくれた。正直おれだってそうだった。

そろそろ帰り道という頃、少し会話が途切れぎみになって、こちらが話しかけないと話が続かなくなってきた。真由美に眠いのかと聞いたがそうでもないようだ。
そして、彼女は言った。
「もうさ、やった?」
たしかにあの頃はお互いにセックスの寸止めに勤しんでいた。それを望んだのは彼女だったしお互いに納得はしてたけれど、でもそれは別れた理由の一つでもあった。
おれはすでに経験があったので、わざとはっきりと言った。
「当たり前じゃん。」
「そっか・・・だよね。  あたしね  まだなんだ。」
誘いだ。誘われてる。誘われてるじゃん 俺。
俺は全力で、フツーっぽく、冷静っぽく、そっけなく
「んじゃあ、やる?」だって。
真由美も「  うん。」
そして俺達は、寄ったこともないような町の、知らないホテルに入った。

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