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prof bkm

浮気された女が男と浮気相手たちに悲しく復讐していくという昼ドラも顔負けのどろどろ小説を読みがなら知人へのプレゼント用にターコイズがちりばめられている指輪をサイトで物色していると、おがたくんが「ちぇるー、風邪引いた。」と連絡をよこしてきて、凄く醒めた気持ちと物悲しい想いが込上げてきた。
「大丈夫?今日は無理せずあたたかくして休んでね。」と送り返し、自分の送り返す言葉に全く何の感情も入っていないことにゾッとする。彼女に連絡して看病してもらえばいいのに、と思う。「どうしてちぇるには彼氏がいるのー」という問いには「しらない」と答えた。「運命のいたずらか」というひとことにも「しらない」と答えた。それはね、運命のいたずらでもタイミングでも何でもなくてわたしたちはお互いに一番たいせつなひとがいて、その人に対して色々現実的な所が例えみえたとしても結局はこの人から離れられない、離れたくないとどうしても思うから、潜在的にそう強く願っているからだよ、と心の中で答えた。本当に離れたい人からは何がどうなってもそこから逃げ出すし、逆に未来が見えないように思えてもこの人でないといけない、って追っかけることもある。愛情は愛情を超えた時にしか人を動かさないじゃないかな、と思う。よって私はおがたくんの早く別れて、とか好き、を鼻で笑っている。ちなみにわたしとおがたくんは何もないし、イベントスタッフと客という当たり障りのない関係でありその場にたまたま居合わせ一度しか会ったことはないし言葉も少ししか交わしていないという仲である。(だがしかしもうたけしに憧れ馴染んでしまった)

嫉妬でも何でもなく浮気している人種も浮気相手という立場を甘んじて受け入れている人種も及びその類の奴らも全員死ねばいいのにと、冷静に思った。おがたくんには何の感情もないからそう思うのだろうとも思う。あさの言った言葉を何度も何度も何度も咀嚼して反芻して、その意味をかんがえる。あるべき思考パターンを構築していく。何かを進めていくとき、前進するとき、決断するとき、ある種の感情は時として邪魔にしかならない。わかっているのに、ばかだなあ。

14.8.20 21:48 Wed / comment 2


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