23:56 2023/5/13

話題:今日観た映画

先月の『劇場版・名探偵コナン 黒鉄の魚影』に続いて、今日は『劇場版・PSYCHO-PASS PROVIDENCE』を観賞しに映画館へ足を運んだ。実は『PSYCHO-PASS』は私の中で『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』と最上位を争うくらい好きな作品で、第1期・第2期はワンセグ(第3期は残念ながら視聴出来なかったけれども)で欠かさず観ていた。舞台となるのは2112年の日本。この社会では、人間の精神状態や性格傾向の計測を可能とし、数値化した生涯福祉支援システム『シビュラシステム』が制度そのものとして導入されている。人々はストレスから解き放たれ、理想的な人生を送る為の指標として判定された数値を『PSYCHO-PASS』と呼んで、個人個人の生活の一部にしていた。また、その数値の中で犯罪に関する物は『犯罪係数』との名称が付けられている。この数値はたとえ前科がなくとも基準値を越えれば、犯罪者になる可能性のある『潜在犯』と見做されてしまう為、個人の将来を大きく左右する物といっても過言ではない。しかし、このような管理社会においても犯罪は絶え間なく、至る所で発生する。その対策として厚生省の内部部局の中に存在する警察組織『公安局』に所属する、『潜在犯』を狩る『執行官』と『執行官』の動向を見張って指揮する『監視官』、それぞれ2種の役職を担った刑事達が『シビュラシステム』にネットワーク経由で接続されている、特殊な拳銃『ドミネーター』を携えて治安と秩序を維持する活動を行っている。
なお、ネタバレは避けたいので滅茶苦茶簡潔になるが…劇場版の粗筋としては、遺体で発見された科学者の文書が物語の重要な鍵となる。これを巡って公安局統括監視官の常守朱が率いる『公安局』勢と、朱の先輩兼同僚だった元・執行官の狡噛慎也が所属する『外務省』勢が手を組み、『ピースプレイカー』と名乗る社会の脅威に立ち向かう、といった内容になるだろうか。序盤から怒涛の展開で、スクリーンから一時たりとも目が離せなかった。それは『PSYCHO-PASS』のファンが故でもあるだろうけれども、朱や狡噛から何度となく問われている気がしていたのだ。「あなたの『正義』とは何か?」と。

写真は『劇場版・PSYCHO-PASS PROVIDENCE』のパンフレット、来場特典の『PSYCHO-PASS 10th MEMORIAL NOTE』、常守朱・狡噛慎也・宜野座伸元の缶バッジ。





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