← 
30/06/17 19:26:
▼彩雲国:
彩雲国名言

「各地の地道な御史たちの指導で、発生を防げたんですよ。……決して、公子争いのせいだったり、政情が悪化したから、ではないんです。そんなのは『治政』ではない」 (「暗き黄昏の宮」鄭悠舜)


「『強さは秘めるもの』それが私の師事する司馬家の家訓ですから。

言って欲しいのはたったひとこと。奇跡がほしいんじゃない。みんながみんな、嘘みたいに治るなんて、思ってない。見捨てられていない。どうでもいいと思われていない。そのことがわかる、たったひとこと。『大丈夫』(「光降る碧の大地」紅秀麗)


勝つのではなく、負けない強さを、北斗は選んだのだ。それはかつての彼とは正反対の強さ。「……君は自分がいなくても愛する者を守る方法を手に入れたんだね」そして愛する人を愛せる心を。(「黄金の約束」紅邵可)


「いつか長官の信念を教えて下さい。それまで絶対官吏はやめませんから!どうせ教えてくれないでしょうから、つまり官吏はやめません!!」「わかった。特別に教えてやる。愛と平和を守るためだ。いつでも心おきなくやめろ」(「白虹は天をめざす」紅秀麗、葵皇毅)


「『仕方がなかった』と皆が口をそろえます。戦を終えるために仕方がなかったと。なのに、不思議ですな、当の華王と霄宰相だけは、一度もその言葉を口にしたことはないのです。……一度でも言ったなら、私は正々堂々間違っていると言えたのに」(「紫闇の玉座」旺季)


「……間違っているとは、言えません。まだ」間違っているとは言えない。でも、認められなかった。もっと別の方法があった。それを生涯かけて証明するために、今まで駆けてきたのかもしれない。(「紫闇の玉座」旺季)


「最後の最後は、それも仕方ないと思っている。仕方ない?―仕方ないで戦やられてたまるか」(「紫闇の玉座」劉志美)


「……片手じゃ、音は鳴らない。陵王、お前ならどんな音を聞く?」「鳴るじゃん」「……なに?」「ほれ」陵王は無造作に、旺季の手を自分の手で打った。綺麗な音が、夜明けの空に、遠く鳴った。(「花のあと」旺季、孫陵王)


「……いいか、今日、この時、一度しかいわん。……お前は生きろ。私のいない先の世界も。生きて支えろ。この私を降したのだ。それが責任だ。受けとれ。私と、……姉から、お前へ」幸福になれ、と。邵可の心が震えた。(「花のあと」旺季)


悠舜は飛翔とは違う。一度決めたら二度と迷わない。二度と引き返さない。だからただ一つだけ、呟いた。「なら、せめて泣いて裏切ってやれ。そこまでお前の心を動かした奴のために」(「紫闇の玉座」管飛翔)


「この娘の運命は、いつも男が狂わせる。それはそなたであったり、若い王であったり、茶朔洵であったりする。この娘を助けようなどという浅薄な傲慢が、いつでも運命を最悪に転がすのじゃ。この娘は愛する男の助けとなるが、逆にその男どもが娘を追いつめ、滅ぼそう」(「白虹は天をめざす」縹瑠花)


捨ててはいかれない。置いてはいけない。自分の一部を切り捨てて、前には進めない。「弱みじゃない。大事なものだから、置いて先へは行けないだけだ。そんなのは意味がない」置いてはいかれない。そんな人生は意味がない。(「紫闇の玉座」旺季)


「そんなありふれた悲劇より、あの時、お前が何度も姉貴と相対して、そんでも最後まで殺さなかった奇跡のが、好きだ。俺はそんな、ばかみたいな奇跡のほうが、ずっと好きだ」(「花のあと」孫陵王)

あの人へ、邵可の大事な人へ、いま、聞いてみたかった。栗花落さん。栗花落さん。あなたのいない世界で、自分たちは、少しはうまくやれたでしょうか?あなたの願っていた世界に、少しでも歩いてこれたでしょうか。褒めてくれますか?……褒めてくれますか?(「花のあと」紅邵可)


「あんたらよりも、旺季はもっとずっと先に行く。花吹雪の中。あんたや華じゃ行けない世界へ。ありふれた悲劇なんて、全然好みじゃないね。俺は、花の下で笑っていたいから、旺季の傍にいるんだ」(「花のあと」孫陵王)


「……うん。ねぇ、あなた。今度は、ちゃんと笑えるようになってるわ。本物の笑顔と、本物のお手玉をいつかあなたに渡すわ。取りにきて。私、練習しておくから」「……ちょっとつくりすぎじゃねーのってくらい、アチコチにばらまかれる原因、俺?」(「花のあと」孫陵王)




 


←  
:top:clap: 
:bookmark: 



-エムブロ-