今朝方、大好きな実家のねこちゃんが亡くなりました
今日は土曜日、残業でクタクタだったけど身支度をしてすぐに実家に向かいました
亡骸は玄関に、猫用の丸いベッドのへりにいつものように首を乗せて置かれていました
瞳孔は開き切り、身体は冷たくなっていました
移動中に涙を引っ込めてたけど、亡骸やトイレやご飯皿、猫用のグッズなどの残っている猫が生きていた跡を見て、本当に耐えられずに号泣しました
事の顛末を詳しく聞くと、おしっこのあとベッドに戻ろうとしたような形で廊下で力尽きていたとのことでした
発見したときはまだ身体に温もりがあったらしいので、冷たくなるまで放置ということではなかったみたいなのは少しホッとしました
何故か尻尾が太くなっていて、力尽きる直前に少し苦しんだのかなと思うと胸が痛みました
姉は「猫又になろうと力んだのかも」なんて茶化してくれましたが、、
ほんとにそうだったら良かったな
晩年は体力が落ちて毛繕いが出来ず、糖尿病ということもあって背中なんかはちょいボサでフケがぴぴぴと散っていて、実家に帰るたびにブラッシングをしていました
そんな調子でしたが、なんでか顔周りと尻尾はツヤツヤでフサフサでした
亡骸となっても触り心地は変わらずかわいかったです
耳の触り心地も変わらずぴょこぴょこしていたので、手を伸ばして耳をぴょこぴょこさせてたら、まだ生きているように見えました
骨となってしまう前にたくさん撫でて吸って触り納め笑
ご飯を食べた後に火葬場を予約、お昼の暖かい時間帯にお見送りをしました
火葬場のお兄さんは(何故か埃まみれではありましたが)きちんと喪服で迎えてくれて、その様子にも泣いてしまいました
簡素な火葬場で一緒に何もかも燃やせるわけではないという事だったので、花を1束を途中で買って、元気があまりない時でも勢いよく食べていたちゅーるを1本だけ添えました
焼却炉に運ばれて花束とちゅーるを添えてみんなで手を合わせました
お経とかはなく、本当に普通のお別れの挨拶でした
暫くして、骨壺に遺骨を入れる作業を行いました
老齢であるにも関わらずたくさん骨が残っている、とお兄さんは言ってくれました
ちいちゃかったけど丈夫だったんですね、と
思えば元気だった時は病院にあまり連れて行ってやれなかったにもかかわらず、ピンピンしてました
歳を重ねていくとともにゆっくりと不調が出始めた感じだったので、華奢なのに丈夫だったんだと思います
骨壺に遺骨を全部入れてしまうのは寂しすぎたので家族で遺骨を一欠片ずつもらいました
私はねこちゃんの手が好きだったので、おてての骨を選びました
大きめなマグカップくらいの骨壺におさまったねこちゃんとおうちに帰りました
薄曇りの柔らかな空と菜の花の咲く温かな時期に、
しかも実家を出た私などが駆けつけられる土曜日に、私の大好きな家族が息を引き取りました
もう長くないことは分かっていた
たくさん写真も撮ったし、動画も撮った
火葬にも立ち会えた
気まぐれなお嬢様が最期の最期に見せたちょっとした気遣いだったのかも
ねこちゃんとは小学生のときから一緒でした
アメショの血が入った雑種で、逆三角形の輪郭をした目の大きな美人さんでした
ここ数年は入退院がおおかったけど、入院中は看護師さんをメロメロにしちゃうアイドルでした
最期ちゃんと見送りさせてくれてありがとうね
この日のことは忘れたくないのでここに記しました
うちのジュリちゃんが世界で一番可愛い猫ちゃんでした