妖かし恋戯曲「暁仁」

●暁仁/AK!to/アキト(cv宮野真守さん)
21歳。フォックス・イヤーのリードギター担当。
空気を読まない俺様タイプ。ムードメーカー。霞美とは二卵性の双子。





〜ネタバレ〜
(ハッピーエンド)
無理矢理フォックス・イヤーのマネージャー補佐となった主人公だったが、根が真面目なため、与えられた仕事を頑張ろうとメンバー達のために一生懸命動いていた。
その中でも暁仁は主人公を最初から警戒していたため、言い方がきつかったりぶっきらぼうだったが、頑張り屋である主人公の優しさや素直さを目の当たりにすると自然と警戒が薄れていった。
しかもなんだかんだと優しい暁仁は、荷物持ちをさせるためだと言いながらお祭りに連れて行き、荷物を持たせるどころか沢山屋台の物を買ってきてくれたり花火を見せてくれたりした。
そんな風に過ごしているうちにすっかり心を許してしまった暁仁。酔った勢いで主人公に抱きつきキスをしようとしてきた。驚く主人公だったが、気分が昂ぶった暁仁からはなんと、偽物ではなく本物の狐の耳と尻尾が生えてきたのだ。
そう、暁仁たちは妖狐だった。
妖狐は妖の中でも強い力を持った妖で、他の妖たちを統治していたが、近年力は弱まっているため主人公の勾玉を必要としていた。その勾玉は主人公の先祖である陰陽師が、暁仁たちの先祖である妖狐を裏切り封印した勾玉だと言われており、その先祖の封印を解くため必要だった。
しかしそんな事を言われても、裏切りだなんて信じられなかった。それどころか人間じゃなく妖狐である暁仁たちを守ってあげたいと思い始めていた。
それからというもの、主人公は彼らが妖狐であることはちゃんと秘密にしていたし、今までと変わらずに接していた。何よりすっかりフォックス・イヤーの歌声のファンになっていたし、一番に応援したいとも思っていた。その気持ちはメンバーたちに伝わり、彼らともどんどん仲が良くなった。
特に暁仁は新曲のプロモーションビデオ撮影の際、主人公も一緒に映ることになったことで気分が上がり、台本にないのに主人公にキスをしたりなんかもした。その後も初のバラード作りの為に歌詞作りに悩む暁仁のために、気晴らしに二人で水族館に行ったりもした。素直じゃない暁仁は思ってない事を口走り、主人公を傷つけたりもしてしまったりもしたが、仲直りをするため素直になると主人公は喜んで微笑むため、その笑顔を見ると自然と心が温かくなり歌詞が思いついたりもした。
そしてついにバラードは完成する。その歌詞はなんと、暁仁が密かに想う主人公へのラブソングだった。その歌を聴いた主人公は感動し、涙を流して喜ぶものの、生放送の音楽番組の途中で暁仁たちの地位を狙う妖のグループであるピエローズにより主人公が攫われてしまい、それを見てしまった暁仁が怒りを抑えきれず生放送中に力を出してしまった。その大きな力は主人公の勾玉の力も引き出し、もはや耳も尻尾も隠せないほどの力だった。そのため驚く観客たちは恐怖に逃げ惑い、ピエローズは退散したものの、自分たちもこの場から逃げなくてはならなくなった。
全国に妖狐の姿が映ってしまったため、とりあえず暁仁は螢丞だけが知っているという秘密の場所に隠れることになるが、暁仁のそばを離れたくない主人公は一緒に行くと言った。
そしてしばらく二人だけの生活が始まった。暁仁はまだ力が抑えられず耳と尻尾を隠せないため二人は自給自足のような生活を始めた。最初は慣れなかったものの、何やら新婚生活のようなその生活は楽しく、二人はもういっそこのままでもいいのではという穏やかな気持ちになり始めていた。
しかしそれを知った螢丞はしびれを切らしたかのように二人の前に現れた。そして螢丞は本音を話す。二人を二人きりにすれば暁仁が勾玉の力を吸収し、覚醒し、力を手に入れられると思ってわざとやったこと。しかしいくら待っても兆候が現れないため、主人公を傷つければ暁仁が覚醒するのではないかと思い、主人公を傷つけようとする。すると怒った暁仁はやはり覚醒してしまった。もう力が抑えられなくなり、螢丞は言う。その大きな力を持ったまま里へ帰り妖を統治するか、もしくは主人公の陰陽師の力で暁仁の力を封印し妖狐に戻るか。その言葉に主人公は、そばにいて欲しいと願うと暁仁は主人公を抱きしめ、喜んでくれた。そしてキスをし、主人公と螢丞の力を合わせて暁仁の力を封印する。その時またあの夢の世界が現れ、主人公と暁仁の二人は千年前の記憶へ飛ぶ。するとそこには真実が。
主人公の先祖である陰陽師と、妖狐の先祖である白夜は愛し合っていたこと。人と妖だけれどもとても想いあっていたため、二人で駆け落ちしようとしていたこと。しかし白夜はとても力の強い妖であり、そんな白夜と一緒に居ればきっと主人公の先祖が傷ついてしまうと恐れた白夜は自ら騙していたふりをし、わざと主人公の先祖に陰陽師の力を使わせ封印させていたこと。しかしその後、主人公の先祖のお腹には白夜の子が居た。そして人と妖が交わうと倍の力を得た子が生まれる事を知った。
目が覚めた主人公と暁仁は人と妖の子は倍の力を持つ事を螢丞に話すと、螢丞はその力をこれからに繋げていけると安堵した。そして暁仁は主人公に「俺の子を産んで欲しい」とプロポーズする。あまりにひどいプロポーズのセリフに思わず螢丞が吹き出して笑ってしまうと、暁仁は顔を赤くして怒り笑って居た。
その後、覚醒したことにより勾玉は妖狐の手中にあると判断した他の妖たちはもう暁仁たちに手を出すことはなくなった。更に螢丞の力で生放送での事故の記憶を世の中の人から消し、フォックス・イヤーはまた歌を歌えることになった。
あのバラードは結局CD化されなかっため是非CD化したいという主人公に、それは今夜じっくり二人きりで教えてやると言う暁仁はみんながいるのも関わらず、主人公に愛を囁いてキスをした。

妖かし恋戯曲「あらすじ」

●個別ルートに行くまでの共通ストーリーのネタバレです。







〜あらすじ〜
主人公の従兄弟である「たかし」がマネージャーをしているバンド「フォックス・イヤー」。そのバンドは今大人気のヴィジュアル系バンドで、メンバーである「暁仁」、「霞美」、「晃征」、「結生」、「螢丞」が狐耳と尻尾をつけたコスプレをし、その美しい見た目と美しい歌声で人々を魅了しているバンドだった。
そんな彼らの事をあまり知らない主人公だったが、たかしの勧めで一度ライブを見に行くことに。そして初めて聞いた彼らの歌はとても胸に響き、主人公に興奮と感動を与えたものの、何故かその時祖母に貰った代々受け継ぐ勾玉のネックレスがとてつもない光を放ち、何か懐かしいような記憶を見る。自分に微笑む白い狐のような耳を持つ見た目をした男の人と、その人に対し穏やかな気持ちを持つ自分のような存在。そしてその記憶が曖昧なまま、主人公は気を失ってしまった。
主人公が目を覚ますと、そこはフォックス・イヤーの楽屋だった。そして囲むのはメンバーの暁仁たち。戸惑う主人公に対し彼等は「その勾玉をよこせ」と言った。わけもわからず拒絶する主人公に対し暁仁は無理矢理勾玉に触ろうとするが、また勾玉は光を放ち暁仁はなぜか吹き飛ばされてしまった。無理矢理奪えないことがわかったメンバー達はなんと主人公をマネージャー補佐にするという。戸惑う主人公だったが、何故かその時あの謎の記憶が頭をよぎり、その謎を解くためにもマネージャー補佐をやることに決意したのだった‥。

→ここから個別ルートへ分岐。

DYNAMIC CHORD feat.apple-polisher「音石 夕星」

●音石 夕星/オトイシ ユウセイ(cv櫻井孝宏さん)
アップルポリッシャーのドラム担当。バンドでの名はToi。自由気ままでハッキリした性格。雲のように気まぐれに見えて、実は鋭かったりもするし、気が利いたりもする。女好きだが、何故か歌奈と主人公にだけはとても口が悪く意地悪。







〜ネタバレ〜
(エンド1〜Oh you crazy Star〜)
初恋の相手だった成海と再会し、その気持ちは初恋なだけではなく今現在も進行形で、また成海に恋をした主人公。そんな時出会ったのが、成海と同じapple-polisherのバンドメンバーである夕星だった。
夕星は初対面から主人公を「ブス」と言い、会えばなにかと口喧嘩になった。お互い帰国子女ということもあるのかどちらもハッキリした性格のため、余計にぶつかっていた。
そんな夕星の態度にも慣れた頃、成海の家で同居することになった主人公。成海と一つ屋根の下で暮らすことになり浮れるが、何故かその家には普通にいつも夕星がいた。一人暮らしをしている夕星は成海の両親に息子のように可愛がられており、夕星もまた両親に懐いていて、いつもご飯を食べにきたり泊まったりしていた。そのため夕星ともやたら顔を合わすことになり、それは夕星の意外な一面を知ることになる。
夕星は自由にワガママに生きていると思っていたが、成海の母である遥海に対してとても優しくて、さりげなく気を利かせたりする良い一面があった。更に、いつも文句を言いつつも真面目な話になればちゃんと主人公の話も聞いてくれて、なんだかんだいいアドバイスをくれた。口が悪く誰にでも噛み付くため勘違いされやすい性格だが、本当は優しいと成海も言っていた。
その頃、アッポリの練習を聞いていた時主人公は夕星のドラムが一度だけずれたことに気づいた。それは他の誰も気づかなかったようだが、その事を夕星に尋ねると何故か夕星はひどく怖い顔をして、しらばっくれた。おかしく思う主人公が去っていく夕星を追い、腕を掴むと、ありえないくらい大げさに驚く夕星にまた違和感を感じる。
そして主人公はある事に気付いた。夕星は、耳が聞こえない時がある、と。
その夜、成海の家に泊まりにきた夕星に耳のことを尋ねるとやはり夕星はとても苛立った。そしてその事は絶対に成海にはバラすなと主人公を脅した。耳が聞こえにくいなど、絶対に隠せるはずがないのに何故そこまで隠すのかと不思議に思ったものの、たしかに他人のプライベートに踏み込み過ぎたかと反省した主人公は、誰にも言わないと約束した。
その後夕星は今までに増して主人公に素っ気なくなった。原因はやはり耳のこと。前から喧嘩ばかりして仲が良いというわけではなかったが、やはり自分がした事は余計なお世話だったと思い、改めて夕星に謝ると、夕星はまた少し以前のように話しやすい関係に戻っていった。
その後夕星とは相変わらず言い合いになったり喧嘩になったりしたが、主人公の歌に対してファンレターに混じって否定的な言葉が書いてありショックを受けた時も、落ち込んでることにいち早く気づいてさり気なく遊びに連れて行ってくれたり、静かに話を聞いてくれた。
更に主人公は人の感情を音で感じることができるという不思議な感覚を持っていたのだが、その事を誰にも話していなかったのに夕星に話すと夕星は静かに真剣に話を聞いてくれて、その感覚を肯定してくれた。
そんなつかみ所のない夕星、主人公のCM撮影で相手役として一緒に撮影することになったのだが、キスのふりをするだけでいいところをわざと本当にキスをしてきたりし、主人公を振り回した。主人公はファーストキスを奪われたためショックだったが、どこかの犬にでも噛まれたと思って気にしない事にしたが、結局気にしてしまう。
意地悪なのに気が利いて、人を振り回したと思えば勝手に去ってく。そんな理不尽な人、夕星。主人公の胸には成海がいたはずなのに、いつのまにか胸の中は夕星でいっぱいになっていた。
しかしその頃、夕星の体調がどんどん悪くなって行った。耳のことを知っている主人公は心配したが、苛立つ夕星は無茶な演奏をし、人にあたり、もうボロボロ。主人公を無理矢理押し倒して乱暴しようとしたくせに、なぜか一番傷ついた顔をする。そんな夕星を放っておけるはずがなく、主人公は胸を痛めた。
偶然会った歌奈が主人公の態度がおかしいことに気付き、成海と三人でパジャマパーティーをしようと提案した。パジャマパーティーといえば恋バナだという歌奈は過去に夕星が好きだったことを暴露するが、今はもう吹っ切れたことを話してくれた。そして成海もまた初恋の人に振られ、今はもうその人の幸せを祈っていることを話してくれたので主人公もついに心を決め、自分の初恋は成海だと伝えた。驚きを隠せない2人を前に、主人公は不思議と胸のつっかえが取れた気がした。今現在も好き、その言葉は出てこない。初恋だったし、成海の幸せを願えると思う。その主人公の表情に対し成海は「今は夕星が好きなんだよね?」と微笑んだ。その言葉は核心まではいかないものの、主人公の胸に確かに響いていた。
そんな想いを抱えたまま、更に夕星の耳は悪くなり、ついにはマネージャーのたつおにまで気づかれ、龍も仲間たちも夕星のためになるならなんでも協力するから耳を治すことに専念してほしいとぶつけるが、命よりも音楽を取ることを選んだ夕星は耳が壊れようがドラムを叩くことを辞めないという。このままでは本当に後悔することになると、有紀は主人公に夕星のことを頼んできた。自分たちから見ても夕星は主人公に心を開いていると思うから、救ってほしいと。
その言葉に決意した主人公は夕星の家に行き、無理矢理部屋に入り込むがやはり夕星は苛立っていた。ほっといてほしい夕星が何故みんな自分を見捨てないのかと、早く捨てればいいと激怒したが、主人公はみんな夕星が好きだから、仲間だから捨てることなんてできないと言い、そして夕星の命は自分が預かると言った。そしてその代わり自分の命を夕星にあげると言う。だから私のものである夕星の命を勝手に捨てるなと言った。身勝手なその言葉になんだか笑えてしまう夕星は主人公にキスをした。そして、あんたの命は僕のものだから乱暴にしてもいいと主人公を抱くが、その言葉と裏腹に夕星の抱き方は酷く優しかった。
その一件があってから夕星は少し落ち着いたが、また時間が経つと病気は悪化し、ついには家から出られなくなってしまった。心配する主人公が家に押しかけ、放って置かなくて何日も泊まることになるが、耳鳴りが酷すぎて夕星の苛立ちは凄まじかった。吐き気がして嘔吐、ふらついて歩けない、更には主人公に幻覚を見ているのか別の名を呼んだ。その名を「月夜」。自分を見ていないことに悲しくなりつつも、夕星の心が落ち着くならと、月夜のふりをして「そばにいる」と囁いた。
しばらくして落ち着いてくると、夕星の両親が有名な指揮者とピアニストであることが分かった。そのコンサートのチケットが夕星宛に届き、主人公と2人で行くことになるが、そこで出会った夕星の義理の兄という人の存在を見つけてから態度がおかしくなってしまった。そう、その人は月夜の旦那さん。
月夜とは夕星の実の姉だった。
主人公に昔のことをぽつりぽつりと話す夕星。自分はかつて実の姉である月夜を愛していた、いや、かつてなんかじゃなく、今もなお。
夜な夜な女を抱くのもあんたを抱くのも月夜の代わり。日に日に大人になってく身体は月夜に触れたくなって、けれどそれは許されなくて、それをごまかすために他の女を抱いた。しかしそれでも持て余す時出会ったのがドラムだったこと。ドラムに夢中になるとその想いが誤魔化せていたこと、だから耳を失ってでも音楽を失いたくなかったこと。
その全てを聞いた時、主人公は言った。生きろと。夕星の命は私のものだから、勝手に失っては許さないと。
なんとなく月夜に似ている主人公。ずっとそう思っていたけどなんかが違う。だってこんなにも自分を思ってくれる不器用な女の子だから。
それから徐々に夕星の耳はマシになって行った。しかしそんな時、主人公の目の前でマネージャーである虎雄が交通事故にあってしまう。それはかつて主人公が体験した両親の事故と同じで、あのことがフラッシュバックしてしまう。パニックになる主人公を偶然一緒にいた夕星は抱きしめて宥めるが、主人公は気絶してしまった。
その後病院に運ばれた主人公。目がさめると姉の風羽が心配そうにしており、そして虎雄は無事だったことを伝えてくれたのだが、なんと事故のショックで主人公は声が出なくなってしまった。
それはストレス性のものであり、一時的なものだと医師は言ったが、数日経っても主人公の声は治らなかった。歌姫である自分の声が失われる、それは主人公にとって物凄いショックなものだった。塞ぎ込み、毎日泣いて、ご飯も食べられなくなってしまう。周りは優しかったが、それが逆に辛かったし、大好きな姉にも酷い事を言って傷つけてしまった。
ある夜、枕元に人影を感じ驚いて目を開くと、なんとそこには夕星がいた。そして一言「あんたをさらいに来たよ」と手を差し出した。その手を、主人公は掴んだ。
そして夕星はなんと主人公をシアトルに連れて来てしまった。誰にも何も言わずに来たことに申し訳なさを感じるものの、もう何も考えたくない主人公はありがたかった。そしてそれから、夕星との生活が始まった。
夕星は色々世話を焼いてくれて、穏やかな生活が続くが、やはり声を出せないことに焦りを感じ、毎日夕星に酷くあたってしまう。そしてそんな自分が嫌で泣いてばかり。それでも夕星は怒ることも呆れることもなくずっと寄り添ってくれた。そしてついに、主人公がもう死にたいような事を口にした瞬間、夕星は主人公をぶった。その命は僕のものじゃなかったのかと、勝手に僕のものを無くさないでくれないかと、その言葉はかつて自分が言ったもの。そう、夕星はあの時ずっとこんな気持ちだったんだと気づく。そして主人公は母親が死に際にくれた言葉を思い出した。
生きて、と。
自分を愛してくれる人達の為に生きろと。
それを思い出した主人公の口から「ごめんなさい」と言葉が漏れた。そうして主人公はついに声を取り戻したのだった。
その後帰国した2人。一番に姉の風羽の元へ向かい、謝った。風羽と虎雄はそんな主人公に、声が戻ってほんとに良かったと泣いて抱きしめてくれた。
しかし主人公のことがあり、予定していた風羽と虎雄の結婚式はキャンセルされていた。そのことに申し訳なくなる主人公はみんなの提案でサプライズウェディングパーティーを開くことにした。みんなは協力してくれ、成海や有紀はオリジナルの歌を作ってくれ、忍は招待状などを作ってくれた。主人公は風羽に被ってもらうためのベールを作った。一生懸命作る横で優しく見守る夕星は、もう自分の心に月夜がいないことに気づく。いつのまにかこの優しくて不器用で強くて弱い太陽みたいな主人公が胸にいっぱいになっていると、気づいたのだった。
サプライズパーティーは無事に開かれ、風羽はとても感動し、2人を祝福し、より一層幸せに包まれた。これからもずっと仲のいい姉妹でいようと抱き合った。みんなも風羽と虎雄をとても祝福してくれ、ステキな結婚式になった。
余韻に浸る主人公に近づく夕星は、魔法をかけてあげると言い主人公に目をつむらせた。目を開けるとそこには大量の花びらが舞い、大きな花束を差し出される。驚く主人公に夕星は言った「好きだよ」と。預かった命を、永遠に守りたいと思える夕星に、主人公もまた「大好き」と言って飛びついた。
ずっと心に占めていた月は、いつのまにか眩しい太陽に変わる。きっとこの先もずっと太陽に心地よく照らされて生きていたい、夕星は心の中でそう思った。
エンドロール後は主人公が無意識に成海や有紀と親しいことにヤキモチを妬く夕星。しかし無自覚なためヤキモチだと気づかれず、喧嘩をしてしまうがなんだかんだとラブラブな2人に周りも呆れているエンド。

(エンド2〜When You Wish Upon a Star〜)
エンド1のエンドロール後から分岐。
アメリカで見た星空が見たいという主人公に、とても沢山星が見える場所につれてきてくれて夕星。沢山の流れ星を見て願いがをしないのかという話になると夕星はずっと欲しかったものがあるという。それは「無条件で自分を愛してくれる人」だった。主人公を抱きしめて、その願いを叶えてくれる?と尋ねる夕星に、主人公もまた抱きしめ返してもちろん叶えてあげるけど返品不可だと強気で言った。すると夕星は上等だとキスをしてくれた。

DYNAMIC CHORD feat.apple-polisher「黒沢 忍」

●黒沢 忍/クロサワ シノブ(cv梅原裕一郎さん)
アッポリのリーダーでベースを担当。バンドの中での名前はKuro。
冷静沈着で大人で無口。落ち着いていてクールなので顔が怖いと言われがち。しかし本当は優しくて面倒見が良く頼れるため、メンバーたちの世話を良く焼いている。







〜ネタバレ〜
(エンド1〜こうして、また朝が来て〜)
初恋の相手である成海が、アップルポリッシャーというバンドのボーカルをしていることを知り、すでに芸能界で活躍している主人公はいつか再会を夢見ていた。
そんな時、先輩であるグリララのライブツアーに参加する事になると、グリララのヘルプとしてベースを担当する事になったのが、忍だった。
忍はアッポリのベーシストであり、クールな大人の人だった。そして忍が参加する事になれば自然と他のアッポリメンバーとも顔を合わせる事になり、ついに主人公は成海と再会することができたのだ。
12年ぶりに会う成海はあの時と変わらない天使のような美しく優しい男の子だった。そんな成海のそばにいるようになると、初恋だと思っていた気持ちは、今現在の恋に変わっている事に気づく。
そう、主人公は成海にまた恋をした。
主人公の姉が結婚するため家を出る事になると成海の両親がうちで預かると言ってくれ、なんと主人公は成海と同じ屋根の下で暮らす事になってしまう。しかし、嬉しくも恥ずかしいその展開に心弾ませるものの、同じ屋根の下で過ごして数日、中々上手く会話ができずにいた。
成海はもともとアメリカ育ちで人との距離感が近く、いつも分け隔てなく主人公にも優しかったが、かえってそれにドキドキし、主人公は自分をアピールできずにいた。
そんな頃、そんな悩みと同時にグリララのツアーは滞りなく進み、その度に忍と顔を合わせる事になっていた。ライブが終わると主人公と忍はグリララのメンバーたちにご飯に誘われるため、自然と忍との仲は深まっていった。
忍はクールに見えてとても優しい人。大人で、むしろ心配性なお父さんのようで、頼れる存在。主人公のこともなにかと世話してくれたし、忍がそばにいると安心できた。
一方、忍のほうも、主人公が作曲する事に悩みを抱いていることを聞くと、自分と重なり気になっていた。忍はとある理由で作曲が出来なくなってしまったのだが、主人公は悩んでいても明るくどうにか頑張りたいと前に進んでいたため、その強さに惹かれてもいたし、好感があった。
だからこそ、そんな二人は成海よりもどんどん仲が良くなっていった。
しかし主人公が成海を好きだということはバレバレ。忍もその事に気づいており、むしろ主人公から「成海君との仲を取り持って欲しい」と甘えられ、仕方なく協力する事になる。
成海のためにお菓子作りをしたいと言えば、料理が得意な忍は自宅で主人公にお菓子作りを教えてくれた。仕事でうまくいかず落ち込んでいれば、いち早く気づいて励ましてくれた。そんな忍に頼りきりだったが、忍に励まされて最高の笑顔になる主人公を見ると、忍もまた胸がときめいた。
そして忍が久し振りに作曲をすることで悩み始めると、主人公は持ち味であるはっきりした物言いで忍の背中を押し、忍は前向きに作曲に取り組む事ができた。
しかしそんな時、なんと主人公と成海が買い物をしているところを週刊誌に撮られてしまった。二人の顔がハッキリとはわからなかったものの、その噂で気持ちがもやもやする主人公はついに成海に告白することにした。絶対に振られるとは分かっていたが、このままうやむやにするよりも前に進みたいからだった。
忍は主人公が傷つくのが可哀想で反対したが、それを振り切って成海に告白すると、やはり成海はまだ初恋の子に失恋をしたばかりで恋はできないと断られた。しかも成海は「君を笑顔にして幸せに出来るのは俺じゃない」と、主人公の心にいる他の人のことを言った。
それでもやっぱり初恋だった成海への気持ちが終わってしまったことには変わりなく、主人公は悲しみを打ち消すために一人夜の街へ彷徨った。クラブで慣れない酒を煽り、ヤケになる。泥酔し男に声をかけられ危ない目にあいそうになるが、心配した忍がいち早く駆けつけ、主人公を助けに来てくれたが、なんと主人公は気持ち悪くなって吐いて倒れてしまった。
醜態を晒した主人公だったが、忍は汚れた主人公を部屋に連れて行き着替えさせて寝かしてくれた。酔いが覚め恥ずかしさがこみ上げる主人公だったが、それでも忍は成海とのことで傷ついているだろうと優しかった。その優しさにまた悲しみがこみ上げる主人公は、成海を忘れさせてほしいと忍に頼む。後悔はしないのかという忍に対し、どうしても寂しさを埋めてほしい主人公は、忍に抱かれた。
その後、主人公は忍のおかげもあって成海に対して少し吹っ切ることもでき、ギクシャクもせず今まで通り楽しく仲のいい二人としてやっていけた。しかしそれとは逆に、何故か忍は主人公を避け始めていた。それは時間が経つほどひどくなり、誰から見ても避けているのは分かるほどだった。
ずっと優しかった忍。色んなことを頼っていたし、一緒にいて楽しかったし、そばにいるのが当たり前になっていた。そんな忍に避けられた今、とても寂しいという気持ちが胸に宿っていた。その気持ちがまだなんなのかはハッキリしないものの、このままでは嫌だと思い、ついに忍に何故避けているのか啖呵を切るが、忍はすまないの一点張りでちゃんとした言葉わからなかった。
数日後、主人公は仕事で京都に来ていた。するとなんと偶然に忍の実家である黒沢亭という老舗の料亭でご飯を食べることに。しかもなんと偶然実家に帰って来ていた忍と再会したのだった。気まずさが残っている二人に御構い無しの忍の姉の「雅」が、二人の間を取り持ち、ちょうど開催される夏祭りに二人で行って来なさいと無理矢理浴衣を着せてくれた。主人公は久し振りに忍とそばに居られることに喜び、二人は夏祭りへと向かう。海外暮らしが長い主人公は初めての祭りにはしゃぎ自然と笑顔になると、忍もそれに癒され二人は以前のように楽しく振る舞えた。そしてついに忍は「避けていてすまなかった」と、本音を話してくれた。
忍は主人公と体の関係になったことを後悔して避けているわけではなかった、むしろその逆で深い関係になってから主人公を見るとまた触れたい衝動に駆られてしまうため、嫌がられると思い避けていただけだった。そんなことで、と、主人公は驚くけれどそれ以上に嬉しく思い、忍もまた嫌うどころか逆に好意を持っていることを口にしようとしたが、その時目の前に現れたとある人物のせいで二人の会話は終わる。
ゆらりと色気をかもし、上品に佇み、綺麗な簪を指した女性。
その女性はなんと、忍の初恋の人だった。
佳乃香と言う名のその女性を前に忍の態度はおかしくなった。佳乃香が目の前から去ってもなおおかしい忍に問いただすと、忍はゆっくりと過去の話をしてくれた。
中学三年生の頃出会った10歳上の芸者の佳乃香。家を継ぐために家の手伝いをしながら妹の世話をし、何も楽しみがなかった忍に初めて女を教えてくれた人。自由でわがままで色気があって、その人の全てに恋をしていたが、ある日突然いなくなってしまった人。
忍は佳乃香に心を囚われたまま生きていたが、それを癒すかのように音楽に没頭し、そして何より今は主人公に目が離せない。だからこそ、もう乗り越えたと思っていたのに動揺した自分に驚いていた。
けれど次の日また佳乃香に再開した忍は自分の口でちゃんと主人公が大切な人であると伝えることができ、過去から解放された。
何も知らない主人公に対し「新曲ができたら一番最初に聞いてほしい。そしてお前に告白する。」と言ってくれ、主人公は驚いた。
告白宣言を受けてから、主人公は自分の気持ちと向き合い、忍のことを好きになっていることを自覚していた。
その後忍の父が倒れたと勘違いし、黒沢亭を継ぐと言いだした忍がアッポリを辞める宣言をしたり、ケジメをつけるために髪をバッサリ切ったりもしたが、結局家族は忍が音楽を続けることを応援しているため、忍はやっぱり自分の居場所はアッポリなんだと再確認できた。
過去に超えられなかった「百瀬ひろと」の呪縛は、アッポリという自分だけの場所を見つけたことにより、やっと解放されもした。
そしてアッポリと主人公はグリララのハロウィンライブでどちらも大トリとして歌えることになり、めでたいことになったが、まだ肝心の告白は聞けていなかった。その理由は、グリララが大事な主人公を忍に取られるのを邪魔しているため、中々二人の時間が作れなかったから。
そんな日々が続き、ついにハロウィンライブの前日のリハーサル。息を切らし走って来た忍はようやく主人公と二人きりになれたことで「告白させてくれ!」と言い、「好きだ」と抱きしめてくれた。そして主人公もまた「私も大好きです」と抱きしめ返した。
恋人同士になった2人は、ハロウィンライブの当日にステージの上から想いをのせる。この場所が自分の居場所。そして愛する人とずっと、共にいたいと。
エンドロール後は、忙しくて中々忍に会えない主人公が、キャパオーバーして忍の家に泊まる様子。すっかり忍に甘えん坊になった主人公は忍にくっついて、ご飯を食べさせてもらって、コーヒーを入れてもらう。お風呂上がりには髪を乾かしてもらい、甘くキスをして、酔いしれて朝を迎えた。先に目が覚めた主人公はアッポリの記事が載っている雑誌に目を通す。すると忍のインタビュー記事に、作曲をする際に支えてくれた人がいたから乗り越えられたという文を見つけ、胸を熱くした。少しでも自分が忍の力になれたことに嬉しくなり、寝ている忍の腕にまた甘えてすり寄った。

(エンド2〜夢の跡先〜)
エンド1のエンドロール後から変わる。
ハロウィンライブが終わってすぐの打ち上げで、2人きりになると忍は改めて告白をしてくれる。誰かを忘れさせるのではなく、俺自身の腕で抱きたいと言ってくれた忍に、主人公も自分の気持ちの大きさを伝えたいと返した。
その後2人は順調で、天城家でみんなで騒いでる時も皿洗いをし、忍がそれを拭くという作業が余りにも自然なので成海が「新婚さんみたい」というと他のメンバーたちも主人公たちをからかい、楽しい日々が続くようにと、終わる。

(エンド3〜未完成のメロディ〜)バッドエンド
忍の父が倒れたところから分岐。
父が倒れ、黒沢亭を継ぐことを決意した忍は、アッポリを辞めた。主人公は忍を説得しようと京都まで行ったが、お前への気持ちも諦めると言われ、忍が作っていた曲も結局作られないまま終わった。
その後、忍が抜けたことでガタガタになってしまったアッポリは休止。成海と有紀はアメリカへ行き、夕星は行方知らずになってしまう。
主人公はいなくなって初めて忍への気持ちが大きかったことを知り、その気持ちを込めた失恋ソングを歌うと大ヒット。それを糧に一人暮らしを始めた。たまにくる成海からの電話で忍が料亭を継ぎ、縁談が持ち上がり受けるという噂を聞いたが、主人公はそれでもこれからも忍を想う曲を作り続けると夜空に誓い、「黒沢さん、好きでした」と届かない気持ちをつぶやいた。

DYNAMIC CHORD feat.apple-polisher「天城 成海」

●天城 成海/アマギ ナルミ(cv蒼井翔太さん)
apple-polisher略してアッポリのボーカリストのNaL。透き通るような声を持ち、天使のようなキレイな見た目をしている。優しくて思いやりもあり、とてもいい子。メンバーたちの中では最年少であり、可愛がられている。主人公の初恋の相手。
ちなみに、ダイナミックコード一作目の「rêve parfait」にも出演している。レヴァフェのメインのキャラである玲音、亜貴とは幼馴染であり、レヴァフェの主人公も幼馴染であり従姉妹。しかも成海はその主人公が初恋の人であり、今作では恋が叶わなかったことのその後のお話になる。






〜ネタバレ〜
(エンド1〜I always had a crash on you〜)
幼い頃、歌う事の素晴らしさを教えてくれた初恋のあの男の子。自分の人生を変えてくれた男の子への気持ちを大切にしたまま12年が経ち、主人公はシンガーとして売れ、世間からも評価を得ていた。しかもあの初恋の男の子も「apple-polisher」というバンドのボーカルとしてデビューしていたのだ。同じ業界にいればきっといつか再会できると心に秘め、主人公は大切な歌を歌っていた。
そしてそんな生活を送る中、自分が所属している星月プロダクション先輩、grieflullaby通称グリララのライブツアーにゲスト出演する主人公。グリララのメンバーは昔から主人公を妹のように可愛がってくれ、とても充実していた。
しかし事態は一変、グリララのサポートメンバーとして現れたのはあのアッポリのベースである黒沢忍だった。彼がゲストになることにより、ついにアッポリのメンバーが主人公と引き合わせられることになった。夢に見ていた初恋の人との再会、主人公は緊張しながらもメンバーの前で歌を歌うと、成海は気づいてくれたのだった。あの、一年間だけ一緒に過ごしたことがある小さな女の子と同一人物だということに。
それから二人はライブの打ち上げで本当の再会を果たす。懐かしさと恥ずかしさで胸をときめかせる主人公に、成海は昔と変わらない天使のような笑顔で優しく話しかけてくれた。心待ちにした再会はとても素晴らしいものになり、それから二人は友達のように仲良くなっていった。
そんな時主人公のマネージャーである虎雄が、婚約者である主人公の姉と結婚する時期が近づいてきた。そのため主人公は姉と暮らしていた家を出て、一人暮らしをしなければならない。心配する姉だったが、それを知った成海の父の輝成と、母の遥海が主人公を成海の家で預かると言ってきたのだ。初恋の人との同居生活などと戸惑う主人公に、周りはどんどん話を進めていき、ついに主人公は本当に天城家に住むことになってしまった。
しかし受け入れてくれた天城家は本当に素敵な家族だった。優しい父と、優しい母、そして何より優しい成海。暖かい両親に育てられたからこそ成海がこんなにも優しくいい子に育ったことがすぐにわかった。そしてそんな心地いい家で、歓迎してくれた成海ともうまくやっていけたし、しょっちゅう訪れるアッポリのメンバーとも仲良くやれ、主人公の毎日は充実していた。
しかし、気づいてしまった。成海の初恋の相手のこと。
成海はレヴァフェのマネージャーである女の子に初恋をし、そして振られていた。振られていたと言っても告白はしたわけではなく、その女の子には彼氏がいたのだ。しかも成海はその子のことが忘れられなくまだ心にあるようで、アッポリの新曲には成海の切実な失恋の気持ちが作詞されていた。
成海の気持ちに気付いてしまったことにより、主人公もまた成海に対して初恋なだけではなく未だにまた恋をしていることに気付いてしまった。しかしそれと同時に、自分もまた失恋していることも。
成海の笑顔を見て嬉しくなるし、成海の辛い顔を見ると切ない。ここまで大きくなってしまった恋心は、どうしても捨てられない、たとえ自分に気持ちが向いていなくても。
そんな気持ちを抱えたまま、グリララメンバーやアッポリメンバーに相談すると、彼らもまた色々アドバイスをしてくれた。成海の初恋を忘れさせるために主人公も色々とアプローチをするべきだと沢山のことをしてみるものの、天然な成海には全く通じず、更にひどいことに主人公は違う人に恋をしてると思われ応援までされてしまう。ここまで女として意識されていないことに皆項垂れ、更にアプローチを続けるものの結局それは変わらず、ついに主人公は告白をすることにしたのだった。
女として意識されていないんじゃ成功するはずなんかない。けれどこのままではいけないと、ついに成海に本音をぶつける。自分の初恋の人は成海君だと、今も大好きなのは成海君だと。それを聞いた成海はやはりとても驚いた。そしてやはり思った通り、気持ちには答えられないと振られてしまうが、主人公の一途な気持ちに成海は涙を流してくれた。そして主人公はこれからもアタックさせてほしいと宣言し、二人の関係は少しだけ変わった。
それから主人公は成海への気持ちを隠すことなく、毎日成海の良いところを見つけては褒め、そういうところが大好き!と、正直にぶつけた。成海もその気持ちが嬉しくて、主人公にだけはなんだか甘えられるような気がした。
しかし成海はメンバー内で問題を抱えていた。それはメンバーが自分をいつまでも子供扱いすること。有紀が作る曲はいつも自分が歌いやすいように自分のためだけに作られている曲だともわかっていた。けれどそれではアッポリとして、四人のバンドとしては成長できない、そう思う成海だったが優しい成海は本音が言えなかった。その異変にいち早く気づいた主人公は成海に対し、本音をぶつけたって嫌われないから本当の気持ちをぶつけたほうがいいとアドバイスすると成海は心を決め、有紀にぶつかり、二人はより理解し合える関係になった。
しかしせっかく雰囲気が良くなったものの、成海の歌は成海の誕生日のあたりから歌い方が変わっていた。更に腕に間違いのない夕星のドラムがずれるようになった。それどころかアッポリのワンマンライブ中、夕星のドラムがズレにズレ、ついには夕星は叫んで会場から逃げてしまう。異様な事態に混乱する成海に告げられた事実は、夕星の耳が病気になり聞こえなくなっているということだった。
夕星を信頼していた成海は病気のことを相談してくれなかったことにショックを受け、引きこもってしまう。主人公はそんな成海の力になりたくて彼を夜遊びに誘ったり、海に誘ったりし、羽を伸ばさせた。そして自分が成海からもらったら宝物だと、かつて教えてもらった聖歌隊の歌を歌った。歌が大好きだと言う気持ちが心に響いた成海は泣いた。
決意した成海は、夕星に海外での耳の治療をさせることにした。絶対に夕星を待っているからと。アッポリのドラムの場所は無くさないから、治して戻ってきて欲しいと。その気持ちは夕星とメンバーたちに伝わり、夕星はアメリカへ経つことになった。
しかし成海はもう一つ悩みを抱えていた。それは誕生日の頃から歌声が変わったことにあった。それは変わったのじゃなく、変えたこと。その理由はなんと、成海の本当の父親が輝成ではなく輝成の兄である陽成だということを聞いたからだった。陽成はシンガーだった。天使の歌声だと言われ、とても人気があったが喉の病気になり歌か命かどちらかを取れと言われた時、歌をとり亡くなっていた。ハタチになった瞬間にその事実を知らされショックだったが、父親である輝成は本当に自分を愛してくれているのがわかっていたし、そこに疑いを持つわけでは無かった、ただ、その時渡された陽成のレコードから聞こえた歌声は、自分にそっくりで、歌い方すら全てそっくりで、自分が今まで作り上げてきた自分の歌がただのコピーでしかないと知った事にショックを受けたし、自分が命か歌かの選択に迫られたら正直なんと答えられるのかも分からなかった。
その事があり、歌を真似ている事が嫌でわざと歌い方を変えた成海。しかしそこにはもう歌を楽しんでいる成海は存在せず、苦しそうだった。
しかし主人公は言う、その歌声をなぜ無くすのかと。だってその歌はギフトだから。お父さんが成海くんだけにくれた大切なギフトだから。そんな素晴らしいものを無くさなくてもいい、大切にすればいいのだと。
その言葉が胸を打った成海はまた泣いた。そしてもう迷わなかった。また取り戻した成海の歌声は以前と同じあの天使の歌声だった。
そんなこともあり、ようやくまたアッポリは復活したと思われたが今度は忍が曲を書けないとヤケになっていた。彼はグリララのかつてのメンバーであるベースのひろとの亡霊に未だ囚われている一人だからだ。天才と言われた彼を超えるまえに、彼はこの世を去ってしまっていたから。どうしても敵わない天才の影に怯えている。
しかしグリララの助けと、成海の熱い気持ちでついに忍は心を決め、自分と向き合う事ができた。そしてついに、忍はトラウマを克服し、曲を書く事ができたのだった。
療養していた夕星も少し落ち着き、帰国。アッポリはついに完全復活した。
振り返ればいつも、主人公はそばにいた。辛い時も迷った時もいつも支えてくれ、励ましてくれ、強い笑顔で導いてくれた。その事に気付き始めている成海は、いつも胸の中に主人公がいることにも気づいた。主人公が笑えば嬉しいし、可愛いと思うし、愛しい。他の男と話していればモヤモヤしたし、彼女が好きなのは俺なのに!と言う気持ちが胸を支配した。これを恋と呼ばずになんと呼ぶのか?
それに気づいた成海はついに心を決め、主人公に告白してくれたのだった。しかし全く女だと思われていないと思っていた主人公は突然のことに理解できず、何度も好きだと言ったせいで同情されたと勘違いし、逃げてしまった。同情だと思われた成海はショックを受けるが、一晩考えてもやっぱりこの気持ちには嘘がないと確信し、いてもたってもいられず大学で主人公を見つけ、なんと大勢の人前で再度告白をしてくれた。今度こそその言葉を信じられた主人公は成海を受け入れ、二人はキスをした。
やっと初恋は、実った瞬間だった。
その後グリララに挑戦状を出されてたアッポリと主人公の曲作り対決は勝敗がつかず、どちらもグリララのハロウィンライブに出してもらえることになった。そしてハロウィンライブ当日。アッポリとしてステージに立つ成海を見た主人公は、好きと言う気持ちを噛みしめる。自分に歌と愛を教えてくれた成海は自分の魔法使いのようだと。
一方ステージで主人公を見つけた成海も、いつも自分を導いてくれる大好きな主人公は俺の魔法使いなんじゃないか、と。同じ気持ちを思う二人は遠くから微笑みあった。
エンドロール後は、恋人同士になれた二人だったが忙しくて中々ゆっくり時間が取れず、主人公が不満をグリララにこぼす。しかも成海に襲われたいという願望を話しているとちょうど来た成海に聞かれてしまった。その日の夜、なんと成海は主人公に一緒に寝ようと誘ってくれた。喜ぶ主人公だったが、二人はくっついているだけでもドキドキし、とても幸せで満たされて、抱きしめあって幸せを噛み締めながら寝た。
後日、グリララに「一緒に寝たけど何も無かった」と伝えると言葉を失われ悲しい目で見られるが、主人公はそんなこと気づかずにとても幸せそうだった。

(エンド2〜コンポタとはんぶんこのマフラー〜)
エンド1のエンディングと同じで、エンドロール後だけ変わるエンド。
ハロウィンライブが終わり、12月になっていた。二人は相変わらずラブラブで、大学でも常に一緒。そんな頃、帰り道の公園に寄ると成海が缶のコーンポタージュスープを買って来て、自分のマフラーを主人公の首にも巻いてはんぶんこする。これを恋人ができたらやりたかったのだと語ってくれ、二人はお互いのしたかったことをこれからもずっと一緒にやろうねと、永遠の約束をした。

(エンド3〜君が好きです〜)
エンド1の流れで、夕星の耳が聞こえなくなって来ているところから分岐する。
すっかりもう自信をなくした成海は、このままではアッポリはダメになってしまうと思い、アッポリ解散を決意した。
数ヶ月後あっという間にアッポリは解散され、普通の毎日を送る。相変わらず主人公は成海に振り向いてもらえなくてもう気力も無くなっていた。そんな矢先、主人公はアメリカでのデビューの話が来た。成海はそれを聞いてもいかないでとは言わず、応援してくれた。その言葉に本当にもう望みはないのだと諦め、主人公はアメリカへ経つことを決意する。
そして出発する前日、覚悟を決めた主人公は成海の部屋に訪れ、気持ちが叶わないならせめて今夜だけ恋人にして欲しいと願い、成海に抱いてもらった。
そしてアメリカへ行ってから三ヶ月がたっていた。歌の方は順調にいっていたものの、やっぱり思い出すのは成海のことばかり。一人ベンチで項垂れ、ため息をこぼす。するとそこに「大きなため息だね」という声が聞こえた。絶対ありえないその声に驚き顔を上げるとそこには、成海がいた。
なぜそこにいるのかと言う驚きで声が出ない主人公に会いに来たと言う成海。そして、君が好きですと言った。いなくなって初めて、主人公が今までどんな大きな存在だったのかを知ったと言う。もう遅いかと尋ねる成海に、涙を流して好きだと答えた。
その後、アメリカで過ごす二人に変化も訪れた。成海はまた歌えるようになり、なんと成海もソロでアメリカでデビューが決まった。そんな時、二人の目の前に忍とゆきが現れた。歌うのに俺たちと一緒じゃなくていいのか?と。そしてさらに夕星が現れ、また一緒にいてあげると言う。その言葉に笑顔になった成海はみんなで抱きしめあって喜んだ。
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